(2024年 馬場状態 4/14まで) [良]8 [稍重]6 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]13
重賞競走

【高知けいばの重賞】トレノ賞

盛夏の電撃スプリント戦!

基本情報

創  設
1997年
出走資格
・3歳以上
・出走申込時所属場で1走以上
競走距離
1300m
出走頭数
12頭以内
負担重量
3歳56kg、4歳以上57kg(牝馬2kg減)
本 賞 金
1着:1,000万円
2着:350万円
3着:200万円
4着:150万円
5着:100万円
(着外賞金:50万円)
ステップ
3着以内馬に「建依別賞」優先出走権付与

今年度開催

第20回トレノ賞
開催日:2023(令和5)年7月16日(祝・日)

歴代優勝馬・競走成績

※競走成績は1998年以降

レースレコード

2021年7月18日 第18回
スペルマロン(57kg)
(セン7 別府真司厩舎/倉兼育康騎手)
1:20.8(曇・不良)
※現行距離開催期間内でのレコード

概要

3歳三冠の二冠目が終わった後に2戦続けて行われる、夏の古馬短距離重賞の初戦。春の黒船賞路線が終わったあと、マイルの「福永洋一記念」を挟んだうえでの久々の短距離路線の重賞であり、次走となる「建依別賞」と同様に短距離路線の高知オープン馬が集う。

中距離戦と違って日ごろから使われる距離の競走でもあり、勢力図や顔ぶれのパフォーマンスがイメージしやすいのか、比較的人気通りに収まることが多い印象を受ける。

なお、この競走から3歳馬が古馬重賞へ出走できる。

競走名の由来

スペイン語で「雷鳴」を意味する「Trueno(トレノ)」より

出走馬選出基準

  • 高知県競馬組合による選出

ローテーション

歴史

本競走は「重賞競走の体系化」と称して高知けいばの重賞競走が再編された1997年に創設。当初は5月開催で、「トレノ賞」(5月)~「建依別賞」(8月)~「黒潮スプリンターズカップ」(11月)~「黒船賞」(3月)という古馬短距離重賞路線を形成する競走として1400mの別定重量戦としてスタートしたが、ほどなく高知けいばの経営危機が表面化する。賞金減額が1度行われた後、2000年開催の第4回で「黒潮スプリンターズカップ」と共にはやばやと休止に追い込まれた。

2008年、2つだけとなっていた古馬短距離重賞の1つ、8月の「建依別賞」へのステップレースという役割を付与する形で第5回から再開。ステップという意味合いを込めてか開催時期を7月へ移動、1300m戦への短縮や上位馬に対する優先出走権付与、また、当時は別定重量の重賞は「黒船賞」以外なかったため、定量重量戦となるなど大きく衣替えをして再出発。2009年の第6回は「夜さ恋ナイター」の初日に開催される重賞として行われた。

2009~2012年の4年間は高知けいばの多くの重賞と同様に近畿・中国地区との交流競走として実施されたが、遠征馬はなかった。

高知所属馬のみの重賞に戻った2013年以降は形式に変更なく継続されており、高知けいばの経営回復の波に合わせて賞金等が大きく上昇、2019年以降は休止前の賞金体系をも上回っている。

「トレノ賞」タイムライン
  • 1997年
    (第1回)
    5月開催の5歳以上1400m別定重量戦として創設

    1着賞金250万円(第2回まで)

  • 2000年
    (第4回)
    この回を最後に一旦休止

    第3回より1着賞金200万円

  • 2008年
    (第5回)
    7月開催の3歳以上1300m定量重量戦で再開

    1着賞金50万円(第9回まで)、3着以内馬に「建依別賞」優先出走権付与

  • 2009年
    (第6回)
    「夜さ恋ナイター」で初めて開催された重賞となる
    近畿・中国・四国地区交流競走に変更

    交流競走に変更。2010年(第7回)より他地区出走枠を兵庫・福山所属8頭以内と規定。

  • 2012年
    (第9回)
    中国・四国地区交流競走に変更

    他地区出走枠を福山所属6頭以内に変更

  • 2013年
    (第10回)
    高知所属馬のみの重賞に変更

    1着賞金60万円に変更(以降増額)

  • 2020年
    (第17回)
    新型コロナウイルス感染症の感染予防及び拡散防止のため無観客で開催
  • 2022年
    (第19回)
    別府真司調教師が4連覇達成

傾向(過去10年)

2013年(第10回)~2022年(第19回)までの成績を集計し、傾向を分析する。

天候・馬場状態

梅雨明け前後の時期に行われる競走だが、期間中雨の中行われたことはなく、良馬場が4度ある。一方半数は不良馬場と極端に分かれており、重馬場発表の年はないのが珍しい。

天候稍重不良
2002
2103
0000

走破時計

期間中の3着内馬の走破時計の分布を集計した。

良馬場4戦の平均勝ち時計が1分24秒03、唯一の稍重開催である第17回(2020年)の勝ち時計は1分21秒8、不良5戦の平均勝ち時計は1分21秒51となっている。良馬場が極端に遅いが、最後に良馬場で行われたのが2017年の第14回まで遡るため、時代の差といえなくもない。

3着内時計に関してはサンプルの多い不良馬場と良馬場で3秒近い開きがあるが、比較的時期の近い2020年の稍重開催時は21~23秒台となっており、近年の高知であれば良馬場であってもこの程度のタイムが計時されそうな印象もある。

3着内馬走破時計稍重不良
1分20秒台002
1分21秒台016
1分22秒台017
1分23秒台610
1分24秒台300
1分25秒台300

単勝人気

期間中は単勝1番人気馬が6勝、2番人気馬が3勝。2番人気馬までの2着入りも7度と、上位人気馬が圧倒的な連対実績となっている。連対実績があるのは5番人気までと上位人気馬による順当決着の印象が強く、6番人気以下は3着1回のみである。

単勝人気1着2着3着4・5着6着以下
1番人気62011
2番人気35011
3番人気00244
4番人気02314
5番人気11413
6番以下0011238

性別

古馬重賞の傾向通り圧倒的に牡馬優位にあり、セン馬の優勝は第18回のスペルマロンのみ。牝馬は第16回に出走したスプリングガールの2着が最高だが、出走頭数自体が多くない。

性別1着2着3着4・5着6着以下
牡馬9891437
セン馬110210
牝馬01144

馬齢

こちらも高知古馬重賞の傾向通り高齢馬の好成績が目立つ。第12回で優勝したエプソムアーロンの11歳という馬齢は期間外を含めたトレノ賞全体での最高齢優勝であり、第19回ではダノングッドも10歳で勝利している。
一方若馬では第14回にヒロノカイザーが4歳で優勝したが、4歳以下はそもそも出走数自体が少ない。斤量減のある3歳馬に至っては、第11回でその年の高知優駿を勝利したニシケンメイピンが出走し4着に入った1例のみである。

馬齢1着2着3着4・5着6着以下
3歳00010
4歳10124
5歳022310
6歳121612
7歳122315
8歳24116
9歳以上50344

発走枠

外有利とも言われる1300m戦ながら、勝馬は意外に内枠からも互角以上にでており、中から外にかけては7枠のみ突出しているもののやや手薄にも見える。

ただし、上位人気の順当勝ちが多い傾向通り、好成績の枠にはそれだけ上位人気馬が多く入っていたといえる。ただ、5枠に関してはそれなりの人気馬でも人気以下の着で終わったケースが散見されており、やや印象は良くない。

1着2着3着4着
以下
1枠1117
2枠1117
3枠2025
4枠2305
5枠00111
6枠01310
7枠41013
8枠03213

調教師・騎手

期間内に3着内が1回以上ある馬を対象として、所属していた厩舎、騎手を集計した。

調教師

古馬オープン馬を多く抱える別府真司調教師が第16回から4連覇中となっている。出走頭数の多い雑賀正光調教師、松木啓助調教師が2勝と続くが、好成績は限られた厩舎に集中している感もある。

調教師1着2着3着出走頭数
別府真司42113
雑賀正光22319
松木啓助21220
田中 守13210
細川忠義1001
*炭田健二0113
打越勇児01011
*大関吉明0016
*は引退

騎乗騎手

引退した西川敏弘騎手の2勝はケイマ(第16回)、ダノングッド(第17回)の連覇だが両馬とも初期の頃に騎乗していたもの。永森大智騎手はエプソムアーロン(第10回、第12回)での2勝。調教師に比べると騎手はばらけている。期間中に期間限定騎乗していた兵庫の中田貴士騎手は2度の騎乗機会でともに連対と好相性であった。

騎手1着2着3着騎乗数
*西川敏弘2128
永森大智20310
倉兼育康1117
赤岡修次1115
林 謙佑1103
中田貴士1102
*中西達也1015
多田羅誠也1003
*別府真衣0203
宮川 実0109
岡村卓弥0107
[兵]下原 理0101
*東川公則0011
畑中信司0011
*は引退

払戻金

5つの賭式をピックアップ。期間中の払戻結果の傾向を探った。

傾向としては勝馬は上位人気の順当勝ちが多い。また、近年は2着馬も同様の傾向になっており、露骨な人気薄狙いは、どの賭け式でもためらいたくなる傾向のある堅い重賞というイメージが強い。過去10年間で万馬券の払戻が出たのは三連単のみである。

単勝式

払戻金中央値:195円(最低110円~最高2,240円)
人気中央値:1番人気(最高1人気~最低5人気)

払戻金(円)200未満200~500510~1,0001,010以上
回数5401
単勝人気1234~56以下
回数63010

単勝1番人気馬の勝利が6勝、2番人気馬が3勝と上位人気馬の順当勝ちが圧倒的に多い。有力馬が実績通りに勝つという傾向が長く続いており、よほどメンバーに混戦感がないと紛れは少ないという印象を持つ。

馬番連勝複式

払戻金中央値:460円(最低180円~最高2,930円)
人気中央値:2番人気(最高1人気~最低9人気)

払戻金(円)200未満200~500510~1,0001,010以上
回数1522
馬複人気12~34~56~1011以下
回数53020

馬複1番人気での決着が5度。最も人気薄でも9番人気と基本的に堅めの傾向。
かつては勝馬が上位人気でも2着で小波乱というケースがあったのだが、直近5年間は単勝1番人気-2番人気の組み合わせが続いており、3年連続で馬複は1番人気決着が続いている。上位人気馬とその他の人気馬との差が大きいか否かの把握が重要と言える。

馬番連勝単式

払戻金中央値:510円(最低260円~最高8,910円)
人気中央値:2番人気(最高1人気~最低20人気)

払戻金(円)500未満500~10001,010~3,0003,010以上
回数5212
馬単人気12~56~1011~2021以下
回数35020

馬単1番人気決着は3度だが、4番人気までで8度決着しており、こちらも小波乱までの狙いが無難と言える傾向。2度の2桁人気決着はいずれも単勝1番人気馬が連対を外しており、この時ばかりは払戻が跳ねている。

三連勝複式

払戻金中央値:1,355円(最低380円~最高7,810円)
人気中央値:4番人気(最高1人気~最低18人気)

払戻金(円)500未満500~1,0001,010~30003,010~10,00010,010以上
回数22420
三連複人気12~56~1011~2021以下
回数24220

三連複の1番人気決着は2度。1番人気馬が3着内を外した2度は2桁人気決着となり払戻が跳ねたものの、6番人気以下の3着内入りが10年間で1頭だけという状況でもあり、人気薄の1頭飛び込みよりは、上位人気のどれかが外れるといった形での波乱狙いが無難といえる傾向にある。

三連勝単式

払戻金中央値:2,845円(最低1,130円~最高77,180円)
人気中央値:9番人気(最高1人気~最低122人気)

払戻金(円)1,000
未満
1,000~
5,000
5,010~
10,000
10,010~
100,000
100,010以上
回数07120
三連単人気12~1011~5051~100101以下
回数15211

三連単1番人気決着は1度だけあるが、払戻金が10倍を割ったことはない。とはいえ、ほとんどが単勝5番人気以内の3頭での決着、さらに単勝1番人気馬が3着内に8度入り、うち6度は勝利していることもあって、三連単でも大きな跳ねは少なく収まっており、3着内を外した2度のみが万馬券となっている。

記録

※馬は2勝以上、騎手・調教師は3勝以上

勝利回数上位馬

2勝
ノルディクダンサー(1,2)
メイショウタイカン(3,4)
エプソムアーロン(10,12)
ダノングッド(17,19)

勝利回数上位騎手

3勝
中西達也(3,4,14)
赤岡修次(7,9,11)
西川敏弘(6,16,17)

勝利回数上位調教師

4勝
別府真司(16,17,18,19)
3勝
田中 守(7,9,15)
松木啓助(8,11,13)

連覇
  • ノルディクダンサー
    第1・2回(1997,1998)
  • メイショウタイカン
    第3・4回(1999,2000)
  • 中西達也騎手
    第3・4回メイショウタイカン(1999,2000)
  • 西川敏弘騎手
    第16回ケイマ(2019)、
    第17回ダノングッド(2020)
  • 宗石 大調教師
    第1・2回ノルディクダンサー(1997,1998)
  • 濱田隆憲調教師
    第3・4回メイショウタイカン(1999,2000)
  • 別府真司調教師(4連覇)
    第16回ケイマ(2019)、
    第17・19回ダノングッド(2020,2022)
    第18回スペルマロン(2021)

今年度結果

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