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基本情報
創 設
1997年
出走資格
・4歳以上
・高知所属馬は直近の所属後、1走以上
・他地区所属馬は規定日以降の重賞競走において5着以内がある馬
競走距離
1300m
出走頭数
12頭以内
(他地区8頭以内(同一馬主又は厩舎は2頭以内))
負担重量
57kg(牝馬2kg減)
本 賞 金
1着:1,200万円
2着:420万円
3着:240万円
4着:180万円
5着:120万円
(着外賞金:50万円)
今年度開催
黒船賞選考競走
第21回黒潮スプリンターズカップ
開催日:2024(令和6)年1月28日(日)
歴代優勝馬・競走成績
※競走成績は1998年以降
レースレコード
2023年1月29日 第20回
[兵]イグナイター(57kg)
(牡5 [兵]新子雅司厩舎/[兵]田中 学騎手)
1:20.7(晴・重)
※現行距離開催期間内でのレコード
概要
優勝馬に「黒船賞(JpnIII)」への優先出走権を付与する「黒船賞選考競走」の第2戦。黒船賞よりも短い1300m戦で争われる地方全国交流競走である。
地方他地区から黒船賞を目指す馬にとっては最短ルートとなるが、遠征馬は競走実施前年以降における重賞競走での入着歴を有する馬にのみ出走資格がある競走となっており、実績ある遠征馬の参戦が期待されている。
12頭の出走枠のうち、他地区枠が8頭と3分の2を占めており、数的には一見地元馬が不利のようにも見える。高知けいばの経営回復に伴い賞金も年々増額されたことで実績馬の参戦が増加したが、他場より重い高知の馬場での短距離戦という設定に遠征馬が苦しんだケースが続出、過去の記録上は馬場経験に勝る地元馬優勢の流れがある。
しかし、2022年(第19回)に兵庫所属のイグナイター号が初の遠征馬勝利を飾り、同馬は続く「第24回黒船賞(JpnIII)」も優勝。黒船賞選考競走が整備されて以降、初の選考競走勝利馬による黒船賞制覇も達成した。
地元馬、遠征馬とも能力の向上が続く中、地元馬が地の利も生かして遠征馬を破る流れが続くのか、いよいよ変わるのか、節目の時期を迎えたとも言える。
競走名の由来
短距離巧者による争覇競走をイメージした「スプリンターズカップ」に、高知県沖の太平洋を流れる海流「黒潮」を冠したものと推測
出走馬選出基準
高知県競馬組合による選出
ローテーション

歴史
本競走は高知けいばにおいて「重賞競走の体系化」として競走体系が大幅に再編された1997(平成9)年に創設された。同年度末には1400mの指定交流競走「黒船賞(GIII)(当時)」が新設されるにも関わらず、それまでの高知けいばにはサラ系1400m戦の重賞が夏の「建依別賞」しかなかったため、11月開催の秋の短距離地元馬重賞としてスタート。春・夏・秋とバランスよく古馬短距離重賞が行われる体系が組まれた。
第4回の2000(平成12)年度は年明けの2001(平成13)年1月開催に変更される。しかし、この頃に高知けいばの経営危機が表面化し、この回をもって一時本競走自体の実施が取り止められた。
しかし2007(平成19)年度、高知けいばの経営状況が厳しさを極めたことから、2008(平成20)年3月の開催が一旦決まっていた「黒船賞(JpnIII)」の開催が見送られることとなり、休止されていた本競走が急遽2008年2月に代替的に開催される。回次は引き継がれ第5回となり、休止前と同じ1400m戦という点は同じも、当時の高知けいばの地元馬重賞のスタイルに合わせ、定量重量戦で1着賞金は50万円に改められる。なお、この回のみ優勝馬には農林水産大臣賞典が贈られた。
経営難による黒船賞の休止はこの1回だけで、翌年からは再開された。一方本競走は1300m戦に変更の上、新たに「黒船賞選考競走」の冠が付き、優勝馬には黒船賞への優先出走権が与えられる競走となって継続される。2013(平成25)年の第10回までは優先出走権を付与する唯一の重賞であった(他の競走は特別競走)。
2009(平成21)年度途中から大半の重賞が近畿・中国・四国地区交流競走となったのに合わせ、第6回となる2009年は本競走も同じ扱いに。さらに第7回(2010(平成22)年)以降は地方全国交流競走となる。所属に関わらず優勝すれば黒船賞への優先出走権が与えられることとなったが、交流競走となってもしばらくは賞金に変更はなかったこともあってか、遠征馬の出走は福山から1頭出走した2011(平成23)年の第8回が初であった。
2014(平成26)年の第11回以降は高知けいばの経営改善により賞金の上昇が続く。それに伴い遠征馬も増加し、第11回で初めて他地区枠8枠が満杯となった(ただしこの時は1頭出走取消)。
徐々に実績ある遠征馬の参戦が増えてきながらも、地元高知馬の優勝が続いてきたのだが、ついに2022(令和4)年の第19回で遠征馬が勝利、しかも兵庫イグナイター優勝、2着北海道イダペガサスと遠征馬のワンツー決着となった。
2023年の第20回からは、他の黒船賞選考競走2競走とともに通常の古馬重賞よりも一段階賞金が引き上げられており、黒船賞路線の重要度が高いことを示す証ともなっている。
- 1997年
(第1回)11月開催の別定重量1400m戦として創設1着賞金250万円
- 2001年
(第4回)1月開催に変更。この回を最後に一旦休止。この回の1着賞金は200万円
- 2008年
(第5回)2月開催の定量重量戦で再開2007年度(2008年)の黒船賞開催休止の代替、本回のみ農林水産大臣賞典贈呈競走となる。1着賞金50万円は第10回(2013年)まで継続。
- 2009年
(第6回)1300m戦に変更され黒船賞選考競走に指定、近畿・中国・四国地区交流競走となる他地区出走枠を兵庫・福山所属8頭以内とし、1着馬に「黒船賞(JpnIII)」優先出走権を付与
- 2010年
(第7回)地方全国交流競走となる他地区出走枠を8頭以内とする
- 2022年
(第19回)兵庫所属のイグナイター号が初の遠征馬勝利
傾向(過去10年)
2014年(第11回)~2023年(第20回)までの成績を集計し、傾向を分析する。
天候・馬場状態
過去10年は馬場が乾きにくい冬季ともあって、重馬場もしくは不良馬場での開催のみ。ただし雨天での開催は1度だけである。直近は7年連続で重馬場開催が続いている。
天候 | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
晴 | 0 | 0 | 4 | 3 |
曇 | 0 | 0 | 2 | 0 |
雨 | 0 | 0 | 1 | 0 |
走破時計
期間中の3着内馬の走破時計の分布を集計した。
重馬場7戦の平均勝ち時計が1分22秒66、不良3戦の平均勝ち時計は1分21秒63となっており、不良は約1秒早い決着となっているが、馬場を問わず日常の1300m戦に比べて時計は早く、一段高いスピード能力が求められる。
重馬場は中心が22~24秒台とバラつきがある一方、不良馬場では3着内全てが21~22秒台で、一般的な「時計の出る高知不良馬場」というイメージは本競走でもあてはまり、時計勝負に強い馬に利があるといえそう。
3着内馬走破時計 | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
1分20秒台 | - | - | 1 | 0 |
1分21秒台 | - | - | 1 | 5 |
1分22秒台 | - | - | 6 | 4 |
1分23秒台 | - | - | 7 | 0 |
1分24秒台 | - | - | 6 | 0 |
1分25秒台 | - | - | 0 | 0 |
単勝人気
過去10年の勝ち馬のうち1番人気馬の連対率は8割と高いが、勝ち馬は半数の5頭と1番人気の過信はやや心もとない。ただし、過去10年で1番人気の掲示板外はなし。また、勝ち馬は全て4番人気以内の一方、5番人気以下は馬券絡み自体の実績がかなり低かった。他地区枠の方が大きい交流重賞という特殊性もあってか、実力評価がしやすく、抑え所を絞りやすいメンバー構成になりやすいのではないだろうか。
なお2023年の終了時点では、第16回(2019年)以降の単勝1番人気馬連続勝利が継続中。単勝5番人気以下の勝利は近畿・中国・四国地区交流で行われたものの遠征馬が不在だった2009年の第6回マリスブラッシュ(6番人気)まで遡る。
単勝人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4・5着 | 6着以下 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5 | 3 | 1 | 1 | 0 |
2番人気 | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 |
3番人気 | 2 | 2 | 2 | 3 | 1 |
4番人気 | 1 | 1 | 2 | 2 | 4 |
5番人気 | 0 | 1 | 2 | 1 | 6 |
6番以下 | 0 | 0 | 2 | 10 | 52 |
所属
過去10年では船橋以外の他場から遠征実績がある。地理的にも近い兵庫や笠松の遠征馬が多く、特に兵庫は明確に黒船賞を狙う意思を見せて参戦する陣営も見られ、実績的に見ても遠征勢の中では最も有力視されやすい。
上位3頭高知馬独占は過去10年で5度。独占が崩れた場合に遠征馬が絡む傾向があるのは2着が多い。
ただし、賞金水準の向上に合わせて、近年遠征馬の出走資格が重賞競走の出走実績や成績によって狭められただけでなく、過去上位人気になるような遠征馬が来ていない南関東所属馬についても、高知の別の交流競走では実績馬の参戦例が増えているため、今後は出走馬の傾向自体が変化する可能性がある。
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4・5着 | 6着以下 | 出走回 |
---|---|---|---|---|---|---|
高知 | 8 | 6 | 9 | 13 | 20 | 10 |
兵庫 | 2 | 2 | 1 | 4 | 10 | 8 |
愛知 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 5 |
北海道 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
笠松 | 0 | 0 | 0 | 3 | 14 | 7 |
川崎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 |
岩手 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 |
浦和 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
大井 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
金沢 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
佐賀 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
性別
圧倒的に牡馬の参戦が多い。牡馬優勝馬のうちサクラレグナムは第16回(2019年)と第18回(2021年)の2度優勝、またイグナイターは第19回(2022年)と第20回(2023年)に連覇しており、実数は7頭となる。セン馬優勝は第17回(2020年)のスペルマロンのみ。牝馬は過去10年連対実績がない。
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4・5着 | 6着以下 |
---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 9 | 8 | 6 | 14 | 45 |
セン馬 | 1 | 2 | 3 | 4 | 6 |
牝馬 | 0 | 0 | 1 | 2 | 13 |
馬齢
過去10年でみると、4歳や5歳の出走例は6歳以上の各世代に比べるとあまり多くない。ただし、4歳と5歳で優勝したのは2022年の黒船賞を制し、2022年と2023年のNAR年度代表馬となった兵庫のイグナイターである。
成績に充実感があるのは6歳や7歳といったところだが、出走馬の中心となる高知のオープンクラス古馬に高齢馬が多い傾向もあってか、8歳以上が4勝、最高齢優勝は第18回(2021年)優勝のサクラレグナムで12歳馬であった。
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4・5着 | 6着以下 |
---|---|---|---|---|---|
4歳 | 1 | 0 | 1 | 1 | 9 |
5歳 | 1 | 1 | 1 | 2 | 10 |
6歳 | 3 | 2 | 2 | 3 | 14 |
7歳 | 1 | 5 | 2 | 4 | 8 |
8歳 | 2 | 1 | 1 | 5 | 10 |
9歳以上 | 2 | 1 | 3 | 5 | 13 |
発走枠
過去10年の枠別着順実績を見ると外の6~8枠が8勝と圧倒的。やや見劣る7枠に関しては、この期間中単勝1番人気馬が入ったことはないにも関わらず勝ち馬も出しており、人気に反して大崩れしたケースも少ない。「1300m戦は外枠有利」とされる傾向が本競走においても垣間見える。
ただ内枠でも単勝上位人気馬が入った場合は比較的人気通りに好走しており勝利例もある。
3枠は期間中にこの枠に入った単勝1~2人気馬がいずれも人気より下の着順で終わり連対実績なしという不穏なデータがある。一方、5枠も勝ち馬を出していないものの単勝上位人気馬が入っておらず、むしろ人気以上の着順で走った馬が目立つ。なお、期間外では3枠、5枠とも優勝馬を出している。
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 0 | 1 | 8 |
2枠 | 0 | 1 | 1 | 8 |
3枠 | 0 | 0 | 1 | 9 |
4枠 | 1 | 1 | 0 | 8 |
5枠 | 0 | 3 | 1 | 13 |
6枠 | 4 | 1 | 3 | 10 |
7枠 | 1 | 0 | 2 | 16 |
8枠 | 3 | 4 | 1 | 12 |
調教師・騎手
期間内に3着内が1回以上ある馬を対象として、所属していた厩舎、騎手を集計した。
調教師
遠征馬の枠の方が大きいことから地元調教師でも出走数が少なめになりやすい。
本競走全体の歴代優勝回数上位である田中 守調教師、雑賀正光調教師に加え、松木啓助調教師が過去10年で2勝ずつとなっている。また、直近2年のイグナイターの連覇で兵庫の新子雅司調教師も肩を並べている。
調教師 | 1着 | 2着 | 3着 | 出走頭数 |
---|---|---|---|---|
田中 守 | 2 | 1 | 1 | 10 |
雑賀正光 | 2 | 1 | 3 | 14 |
松木啓助 | 2 | 0 | 0 | 6 |
[兵]新子雅司 | 2 | 1 | 0 | 6 |
*炭田健二 | 1 | 1 | 1 | 4 |
別府真司 | 1 | 0 | 2 | 4 |
*大関吉明 | 0 | 1 | 1 | 3 |
打越勇児 | 0 | 1 | 0 | 4 |
中西達也 | 0 | 1 | 0 | 2 |
[愛]川西 毅 | 0 | 1 | 0 | 3 |
[兵]田中範雄 | 0 | 1 | 0 | 1 |
[北]田中淳司 | 0 | 1 | 0 | 2 |
[兵]橋本忠明 | 0 | 0 | 1 | 4 |
那俄性哲也 | 0 | 0 | 1 | 3 |
騎乗騎手
過去7勝、3連覇もある赤岡修次騎手が抜群の実績を残す。次いでイグナイターで連覇した兵庫の田中 学騎手が続く。遠征競走ということもあって遠征馬の騎手も名を連ねるため、その他の上位実績は割れている。
騎手 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 |
---|---|---|---|---|
赤岡修次 | 3 | 1 | 1 | 9 |
[兵]田中 学 | 2 | 0 | 0 | 3 |
*西川敏弘 | 1 | 1 | 0 | 7 |
永森大智 | 1 | 1 | 2 | 9 |
倉兼育康 | 1 | 0 | 1 | 3 |
岡村卓弥 | 1 | 0 | 1 | 9 |
*三村展久 | 1 | 0 | 0 | 1 |
佐原秀泰 | 0 | 1 | 1 | 4 |
*中西達也 | 0 | 1 | 1 | 2 |
[兵]下原 理 | 0 | 1 | 0 | 2 |
[北]服部茂史 | 0 | 1 | 0 | 2 |
吉原寛人 | 0 | 1 | 0 | 2 |
*[愛]戸部尚実 | 0 | 1 | 0 | 1 |
*[兵]木村 健 | 0 | 1 | 0 | 1 |
[兵]吉村智洋 | 0 | 0 | 1 | 4 |
井上瑛太 | 0 | 0 | 1 | 1 |
多田羅誠也 | 0 | 0 | 1 | 1 |
前走が大高坂賞
本競走は黒船賞選考競走の第2戦であるが、高知所属馬の中には、第1戦の「大高坂賞」に続いて本競走にも出走するケースがある。過去10年の成績を集計した。
全く参戦がなかったのは第11回(2014年)のみで、それ以外は毎回1~4頭このローテーションで使っている馬が存在。そして、大高坂賞3着以内馬の本競走における3着以内率は90%とかなりの高率となった。間隔が中1~2週と短いとはいえ、前走高知重賞好走馬となれば当然有力視されるが、結果も概ね期待に応えている。なお、大高坂賞と本競走を連勝したのは2019年のサクラレグナムのみである。
一方、大高坂賞が4着以下の場合は本競走で3着以内に入った例はなく、データ上は明暗が分かれた。
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
---|---|---|---|---|
大高坂賞優勝 | 1 | 1 | 0 | 0 |
大高坂賞2着 | 1 | 3 | 0 | 1 |
大高坂賞3着 | 1 | 1 | 1 | 0 |
大高坂賞4着以下 | 0 | 0 | 1 | 8 |
払戻金
5つの賭式をピックアップ。期間中の払戻結果の傾向を探った。
一定数いる他地区遠征馬がメンバー次第で圧倒的軸にも安全牌にもなり得るため、どちらになっても絞りやすいという傾向が生まれるようで、上位を単勝上位人気馬が占めることが多い。
過度の人気薄狙いは冒険感が強い反面、連勝単式に関してはすんなり人気順通りとは行かず小波乱を起こす傾向が見える。
単勝式
払戻金中央値:245円(最低100円~最高690円)
人気中央値:2番人気(最高1人気~最低4人気)
払戻金(円) | 200未満 | 200~500 | 510~1,000 | 1,010以上 |
---|---|---|---|---|
回数 | 3 | 5 | 2 | 0 |
単勝人気 | 1 | 2 | 3 | 4~5 | 6以下 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 5 | 2 | 2 | 1 | 0 |
単勝1番人気勝利は期間中5回で兵庫のイグナイターが優勝した2023年は払戻金が100円の元返しとなった。また、他も4番人気以内で収まっており、勝ち馬が大波乱という可能性は少ない。また4番人気馬勝利の2018年の払戻でも690円にとどまっており、遠征馬の見極めも加えても勝ち馬候補は絞れ、かつその期待に応えた決着になりやすい傾向がうかがえる。
馬番連勝複式
払戻金中央値:460円(最低200円~最高860円)
人気中央値:2番人気(最高1人気~最低5人気)
払戻金(円) | 200未満 | 200~500 | 510~1,000 | 1,010以上 |
---|---|---|---|---|
回数 | 0 | 6 | 4 | 0 |
馬複人気 | 1 | 2~3 | 4~5 | 6~10 | 11以下 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 4 | 4 | 2 | 0 | 0 |
馬複1番人気決着は過去10年全て5番人気以内、最高で2018年の860円と上位人気決着の傾向が極めて強い。馬複1番人気決着こそ4度だが、連対馬は期間中単勝1番人気が8年連続で8度絡み、相手は5番人気以内、1番人気不在の2度はともに2番人気-3番人気決着であった。傾向から見ると上位人気馬の連軸信頼度は非常に高く、波乱がほとんどなかったといえる。
馬番連勝単式
払戻金中央値:1,005円(最低250円~最高2,140円)
人気中央値:5番人気(最高1人気~最低12人気)
払戻金(円) | 500未満 | 500~1000 | 1,010~3,000 | 3,010以上 |
---|---|---|---|---|
回数 | 2 | 3 | 5 | 0 |
馬単人気 | 1 | 2~5 | 6~10 | 11~20 | 21以下 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 2 | 5 | 2 | 1 | 0 |
馬複同様堅めといえる傾向だが、馬単1番人気は2度に留まり、中央値でのトレンドは1,000円を超える。単勝上位人気馬決着ゆえ馬単でも人気上位決着になりやすいのは同じだが、上位人気内の序列違いによって、連勝単式ゆえ人気の裏目や相手が上位人気の中でも少し下位寄りの決着というケースが起きており、妙味を狙うならそこか。
三連勝複式
払戻金中央値:760円(最低220円~最高5,420円)
人気中央値:3番人気(最高1人気~最低19人気)
払戻金(円) | 500未満 | 500~1,000 | 1,010~3000 | 3,010~10,000 | 10,010以上 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 1 | 6 | 2 | 1 | 0 |
三連複人気 | 1 | 2~5 | 6~10 | 11~20 | 21以下 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 2 | 5 | 2 | 1 | 0 |
過去10年で単勝人気上位3頭決着は2014年の1度しかないものの、残る9度は3番人気内馬のうち2頭が3着内を確保、1番人気馬が3着内を外れたのは1度しかないため、当てやすい傾向は見える。反面、過去10年で単勝6番人気以下が3着内に入ったのは2021年と2023年に共に8番人気馬が入った2度のみで、人気薄の大波乱を狙うのは傾向的に冒険感がある。
三連勝単式
払戻金中央値:3,225円(最低1,370円~最高16,590円)
人気中央値:9番人気(最高2人気~最低55人気)
払戻金(円) | 1,000 未満 | 1,000~ 5,000 | 5,010~ 10,000 | 10,010~ 100,000 | 100,010以上 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 0 | 7 | 1 | 2 | 0 |
三連単人気 | 1 | 2~10 | 11~50 | 51~100 | 101以下 |
---|---|---|---|---|---|
回数 | 0 | 6 | 3 | 1 | 0 |
過去10年では10番人気以内が実に6度。万馬券となったのは1番人気が3着圏外となった2015年と3着に8番人気馬が入った2021年の2度のみである。
ただし、三連単1番人気決着はこの10年では起きていない。傾向的には大きな波乱は望みにくいが、上位人気馬をそのまま選択するにしても、その中の紛れは十分期待できる印象がある。
記録
※馬は2勝以上、騎手・調教師は3勝以上
2勝
マリスブラッシュ(5,6)
サクラレグナム(16,18)
[兵]イグナイター(19,20)
7勝
赤岡修次(2,7,9,10,11,16,18)
4勝
田中 守(9,10,16,18)
3勝
雑賀正光(7,13,14)
- マリスブラッシュ
第5回(2008)、第6回(2009) - [兵]イグナイター
第19回(2022)、第20回(2023) - 赤岡修次騎手(3連覇)
第9回タンゴノセック(2012)、
第10回コスモワッチミー(2013)、
第11回ファイアーフロート(2014) - [兵]田中 学騎手
第19・20回イグナイター(2022、2023) - 田中譲二調教師
第5・6回マリスブラッシュ(2008,2009) - 田中 守調教師
第9回タンゴノセック(2012)、
第10回コスモワッチミー(2013) - 雑賀正光調教師
第13回スクワドロン(2016)、
第14回カッサイ(2017) - [兵]新子雅司調教師
第19・20回イグナイター(2022、2023)
前年度開催

