(2024年 馬場状態 5/5まで) [良]8 [良→稍重]1 [稍重]7 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]16
高知競馬場ガイド

高知競馬場の入場門内広場

(初回投稿)2018.7.16
(更新)「バババパーク」がオープンした2023年4月入場時の状況に合わせて内容再編

高知競馬場の入場門ゲートをくぐると、スタンドまでは雨よけのアーケードが設置されており、降雨時でも濡れずにスタンドまで行くことができます・・・が、その前に入場門内の広場にあるものを見て行きましょう。

アーケード

入場門を抜けるとまっすぐスタンドまでつながるアーケードが架けられています。

スタンドへ続くアーケード(2017.7.23撮影)

展示スペース

(2018.6.16撮影)
ディアマルコ号の戦歴を展示(2019.4.13撮影)

かつてはこの横には青空物置状態でいろんな資材が積まれていたのですが、2018年春に改造されて現在はミニ展示スペースになっています。当初は高知けいばを題材にしたマンガ「ゆずかアプセット」の登場人物パネルや原画の展示が行われた後は、遠征で活躍したディアマルコ号やアルネゴー号の肩掛けなどが展示されています。また、スタンド改修工事に伴い掲げる場所がなくなった所属騎手一覧のボードも現在この場所に移っています(この奥に謎の建物ありますが、何かはうかがい知れず。物置かな?)

予想紙発売所

(2023.4.9撮影)

正面をまっすぐ進むと予想紙の販売所。中央、地方他場問わず当日発売全場の予想紙(地方はその場の競馬専門紙全種、中央は「競馬ブック」と「研究ニュース」)が発売されています(スポーツ新聞の発売はありません)。なお、3紙の看板が出ていますが、その看板のところでないと売ってないわけではなく、どの窓口でも全ての専門紙を売ってもらえますし、ないと窓口の販売の人があるブースから取ってきてくれます(画像のように早い時間帯は窓口が1つしか開いてないこともあります)。
なお、高知の専門紙に関しては連続開催の場合まとめて納品されていることが多く、「土曜日に日曜日開催の新聞を買う」ことも可能です。

販売所は高知競馬場の開場時と同時に営業が始まっていますが、レース中でも新たな入場者が減る夕方から夜にかけての時間には閉めている模様ですので旅打ち等で遅く到着する方はご注意を。一方、場外発売のみの日は発売窓口がスタンド上層階のみのため、この窓口は使わず2021年のスタンド改修でオープンした3階の屋内発売所に設けられている新聞発売カウンターでの発売となっているようです。

(2018.10.27撮影)

販売所のすぐ横には掲示板があり、重賞の案内やお知らせなどが貼ってあります(ここにしか貼ってないものがあったりするのでいちおうチェックを)。

福永洋一記念開催記念碑

(以上2013.4.29撮影)

スタンドに入る前の植え込みに設置されているのが「福永洋一記念 開催記念碑」。2013年の「第4回福永洋一記念」の開催の際に設置されたもので、高知県出身の元JRA騎手福永洋一氏の功績を伝え、記念競走を開催する高知競馬場への感謝の意を表する碑文が刻まれています。

イベントスペース

(2018.6.16撮影)

一方、入場門から左にもアーケードがかかっています。かつては食堂が並んでいたエリアでしたが、高知競馬場への来場者減少に伴いこのゾーンの店舗はパドック寄りを除いて全て閉店しています。ただ、一番手前の建物に関しては展示スペースに転用されており、現在使用される際に告知されるときは「イベントスペース」という名前になります。(近年は使用されていません)

以前は扉に「ハルウララ イン ザ ムービー ギャラリー」という文字が消されずに残っていました。1998年から2005年にかけて在籍したハルウララを題材にした映画「ハルウララ」に合わせて2004年12月に食堂跡を改装オープンしたもので、当時は映画製作の記録展示やグッズ販売が行われていたそう。2006年あたりまではハルウララ以外の高知けいばに関するグッズも作って売っていたというネット上の記述があり、ナイターが始まった2009年でも開いていたようですがその後閉鎖され、イベント等で一時的に使用する展示スペースへと転用されたものです。

(2013.4.28撮影)

定期的に使用されていたのは「福永洋一記念」の際に福永洋一・祐一両騎手の所蔵するトロフィー類を展示する「福永洋一メモリアル展」の時くらいでした(2020年以降は新型コロナウイルス感染防止策の一環か展示行事は行われていません)。

(2013.4.28撮影)

この当時、スペースの左半分には「ハルウララギャラリー」の名残で、厩舎の中のハルウララを模したと思われる馬房と馬(ハルウララギャラリー時代はハルウララの毛色にしてあった様子)の模型がそのまま残されていました。(手前の机はその年の福永洋一記念のイベントで福永祐一騎手とディナーを楽しむみたいな企画だったような)。なお、この馬の模型は現在スタンド3階の一角に移されています。

バババパーク

2023年4月オープンの新遊具広場「バババパーク」

入場門と旧食堂棟の間のスペースには、遊具広場「ちびっこランド」や緑地公園が設けられていましたが、競馬場の改修に合わせてそれらを全てを撤去し再整備。更地化から数えて約1年半の歳月と2億円あまりの整備費を投じ、2023年4月に新遊具広場「バババパーク」が完成しました。

インパクトの強い「バババパーク」という名称は「『馬』と『馬場』」や「『馬場』にある憩いの『場』」といった意味合いで名づけられたとのこと。

バババパークを一周(スライドショー)
バババパーク
バババパーク
バババパーク
バババパーク
バババパーク
バババパーク
バババパーク
バババパーク
バババパーク
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遊具数は全部で64もあり、中央の高い塔を中心にローラースライダーや滑り台、乗り物などが設置されており、その配置も「乳幼児」「幼児」「児童」と年代別になるように工夫されているとのこと。休憩スペースもあって保護者も中に入って見守ることができます。

オープンに際しては高知新聞や県内地上波民放3社全てが報道するなど、子育て世代向けの大きな遊び場が高知市内にできたことは大きなインパクトがあったようです。
そして、2023年4月1日のオープン当初から曜日を問わず家族連れが大勢訪れている様子がSNSなどでも伝えられており、また、競馬開催日では「バババパーク」に遊びに来て、あわせて競馬を観戦する様子が多く見られました。

競馬観戦がはじめてという層も多いのか、夕方ごろまでは競馬場の中がとても賑やかになるなど、これまでとは雰囲気が一変したことで競馬開催面で戸惑いが見られる面はありますが、地元の若い世代が「バババパーク」をきっかけとし、やがて競馬にも慣れて定着していければ、高知競馬場がより気軽に立ち寄れる地元に近い存在の競馬場として長く存在を保っていけるのではないかと期待を持たせてくれるほどのインパクトのある施設ができました。

ライトアップされた競馬開催終了後のバババパーク(2023.4.9撮影)

ナイター開催の高知けいばらしく、日没後はライトアップされており、夜でも遊ぶことができます。
なお、「バババパーク」は競馬場の開場から閉場(全ての馬券の発売終了時)まで利用することができますが、高知競馬場は本場での競馬が非開催の日も場外発売のために開場しているため、昼間はほぼ毎日利用できると考えていいかと思われます。

アーカイブス

(2021.11.28撮影)

アーケードの内側にあった広場は2021年秋に既存設備や植樹を全て撤去し、「バババパーク」を整備する事業を開始しました。それまでこのエリアには「ちびっこランド」やログハウス、イベントステージなどが設置されていました。在りし日の様子を残してみました。

ちびっこランド

(以上2018.6.17撮影)

内側の広場で目立っていたのが「ちびっこランド」。2000(平成12)年11月18日にオープンした遊具を置いたスペース。かつてはマスコットの「ババ丸」をモチーフにした巨大な「ふわふわ遊具」もあったそうですが、こちらはかなり前に撤去。その後は固定遊具がいくつか置かれているだけでしたが、ちょっとした公園感覚といった感じで遊んでいるこどもを比較的見かけました。
2020年の新型コロナウイルス感染症に伴う無観客開催以降このスペースは使用停止となり、再開されることなく施設撤去となりました。

緑地

(2017.6.18撮影)
(2018.6.16撮影)

「ちびっこ広場」の奥には緑地帯が広がっており、木が繁って木陰のスペースもそこそこありました。植わっている木には若干の南国感も。ベンチもあって一休みできました。ちなみに、ちらほら街頭テレビ的なものが立っていますが、中のテレビは私がはじめて来場した2012年秋の時点で既に撤去されていました。昔は中継映像かオッズでも映してたんでしょうか。

ログハウス・イベントステージ

一方、緑地帯の中にたたずんでいたのは謎のログハウスと小さなステージ。

(2015.5.5撮影)
(2018.6.17撮影)

左のログハウスには「愛のログハウス ハルウララギャラリー」と色あせた看板がかかっており、扉にはがっちり鍵がかかっていて外からは何なのかはわからず。
ネット上で調べると、もともとログハウス自体は競馬場開設時からあったそうですが、それを改修して2007年5月12日にオープンしたもの、なんだそう。来場したカップルが当時営業していた「ハルウララギャラリー」で蹄鉄付きの南京錠を買い、メッセージを書いてログハウス内に南京錠をロックすると絆が深まりロックされる・・・というおまじない企画だったそうです。いつ頃までやっていたのかは調べても出てきませんでした。

(2016.5.4撮影「2016ライブin高知けいば!」スターター吉田氏のライブより(映りがちょっと悪いですが・・・)

右のイベントステージは年末年始や「夜さ恋フェスティバル」などで併催ステージイベントが催されていた場所(ここで行われるイベントは競走中の開催でもネット等でのレース中継では映りませんでした)。
新型コロナウイルス感染症対策で2020年の無観客開催実施以降はステージイベントの類は行われなくなり、現在は撤去されています。

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