2023年9月17日(日)、18日(祝月)の高知けいばの出馬表が発表された。競走数は当初編成どおり、17日(日)は11レース、18日(祝月)は12レース制で開催される。
なお、この開催が終了すると番組賞金の算定対象期間が変更される「編成替え」を迎えることになる。
重賞競走「珊瑚冠賞」
18日のメイン競走である7Rの重賞競走「JBCクラシック指定競走 第35回珊瑚冠賞」(3歳以上・1900m)は当初編成どおりの12頭フルゲート。
春の同距離戦「第39回二十四万石賞」を制したガルボマンボにとっては適距離と目される距離。前走の1400m戦「第46回建依別賞」の4着からの巻き返しは十分考えられ恐らく中心視されるのでは。
6歳牝馬ジョウショーリードは前走オープン選抜のマイル戦を勝利。距離伸びはプラスに見え、重賞初挑戦だが充実ならさらに上位も。昨年1800mのオープン準重賞を勝っているグッドヒューマーや建依別賞でも3着と復調は間違いない感のあるスペルマロンも有力として推されそう。
なおこの競走の3着以内馬には大晦日の「高知県知事賞」への優先出走権が付与される。また、大井「JBCクラシック」の指定競走となっており、1着馬が同競走へ出走を希望した場合は選定上位馬として扱われる。
特別競走
17日のメイン競走となる10R「五色の浜特別」(B-1選抜馬・1400m)は 当初編成からペネトラーレ、ダノンアレー、フィードバック、アポロテネシー、ナムラブルの5頭が回避し、3組のブーケオブアイリスが繰り上がって8頭立てとなった。前回選抜2~4着が居残り、前走2~3着の面々が加わる。選抜戦ながら珍しく前走勝ち馬不在の選抜戦となった。
回避した上位馬に敗れて2着以下となった面々での対戦となり、力量比較が難しい印象がある。レースのポイントは先手を主張しそうなグランドボヌールとコウエイバクシンか。ペース次第でナムラボスやモズゴールドメダルの終盤の伸びが生きるかどうかになってきそう。オーバーペースとなればラインメッセージやヤマノマタカといった追い込み勢にも割り込む余地は生まれるかもしれない。
今週の「一発逆転ファイナルレース」
今週の記者選抜戦は17日がC3下、18日は3歳格で行われる。
17日は11Rに組まれ、C3-11記者選抜の1300m戦。編成から変動なく12頭フルゲート。初記者選抜馬はいない。全馬前3走以内に入着、また6頭に近5走以内の3着以内がある。
先手希望馬は何頭かいそうだが、後方からの差しで威力を見せたことのある馬もいる。ペースの刻み次第ということになってきそうか。
18日は12Rで、3歳-10記者選抜の1400m戦。エミープライムが回避したが、17日の5組からケチャンティッカンを移した結果、12頭フルゲートとなった。
初の記者選抜入りはコスモアイビー、ピアブルー、スピーダー、ポルコスピーノ、リュウノストレラ、ステイジョリーと過半数の6頭。
近5走での入着はケチャンティッカンとポルコスピーノが1戦ずつあるのみで、NARの出馬表で見ると、色のついた着順がない馬柱となっている。
消去法を活用してからある程度ふるいにかけることはできそうだが、最終的に絞りこむのは難しそうである。
騎乗状況
期間限定騎乗期間に入った長尾翼玖騎手は今週から騎乗を開始。17日は5鞍、18日には3鞍の騎乗が予定されている。
なお、佐原秀泰騎手は17日、赤岡修次騎手は18日にそれぞれ騎乗予定が入っていない。