(2024年 馬場状態 4/29まで) [良]8 [良→稍重]1 [稍重]6 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]16
レースライナー

令和5年度第11サイクル前半出馬表発表

2023年9月9日(土)、10日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。競走数は当初編成どおり、両日とも12レース制で開催される。

準重賞競走

9日のメイン競走である5Rの準重賞競走「株式会社山口シネマ協賛 ユースチャレンジシリーズ 堆金菊(たいきんぎく)特別」(2歳・1300m)は当初編成どおりの12頭フルゲート。

高知けいばでは初となる9月開催の2歳上位馬の主要競走となり、高知デビュー馬11頭と北海道デビュー馬1頭で争われる。高知での勝ち星はテイクノートとワンウォリアーが2勝、残る馬は1勝を挙げており、リケアサブルは門別で1勝している。
持ち時計だけで見ると重で26~27秒台のある馬に上位感があるが、1300m経験がなかったり、1戦程度と薄い馬もいるため、その他の馬の成長にも警戒といったところ。
なお、この競走には「ユースチャレンジシリーズ」という冠が付いているが詳細は不明。3着以内馬には10月下旬の「第1回ネクストスター高知」への優先出走権が付与される。また、JRA上級認定競走となっており、1着馬はJRA認定馬となる。

2歳新馬戦

10日1Rに「2歳新馬」(2歳新馬・800m)が組まれている。当初編成からヤマワラウが回避したため5頭で行われる。

能力検査で跳び抜けた時計を出した馬はおらず、中間の成長もポイントとなりそう。共に高知で活躍した父カイロス、母ディアマルコという血統のマルロスもデビュー戦を迎える。

特別競走

2歳既走馬の特別競走は26日、27日にまたがって計3競走で1300m戦が行われる。

9日1R「ペガスス特別」(2歳-2・1300m)は編成通りの9頭立て。
まだ勝ち星がないメンバーだが、新馬戦で逃げ粘ったプリフロオールインは信頼を得そう。2戦とも前で粘れているピクシースカイ、先行力はあり粘り次第のパンパカパーティーが続くか。イガルクはメンバーが上がる印象があり力関係も左右しそう。

2R「アンドロメダ特別」(2歳-3・1300m)。3組だが、準重賞を除いた賞金順最上位組となる。回避なく9頭立て。
4頭に勝ち星があるメンバー。力があることを見せつつあるアルク、堅実感がでてきたイロメガネに持ち時計の良いエーステンペストあたりが気になるところ。前走は崩れたシンギングユキナだが、巻き返しは十分ありそう。前走勝ったマンタロウは力関係がどうか。

10日2R「カシオペア特別」(2歳-5・1300m)は回避なく8頭立て。
転入初戦ビッグプレーは北海道でのデビュー戦ではリケアサブル相手に大敗しているものの上位人気に推されていた馬。前走は着差を詰めており場所替わりで人気を集めるか。新馬戦で粘っていたダンスハーツが続くか。追い込みの脚を見せたミスフレンドは展開が向けばといったところ。

一方、一般戦の選抜戦。

9日の11R「仲秋特別」(C2-1選抜馬・1300m)は当初編成からエイシンスコビルが回避し11頭立て。前回選抜の居残りはおらず、前走勝利~3着の面々。
転入以来パーフェクト連対のエターナルフレイムがまず注目を集めるか。堅実なラブワンダーやダノンパペット、連勝中のノワールランスは展開に左右されそうだが末は魅力。前走で変わり身を見せたフェリスアローは勢い持続なるか。

10日の10Rは「ダリア特別」(C3-1選抜馬・1400m)。コパノスタンリー、ワールドブルックス、プラニエータ、ネヴァタップアウト、エメラダ、カレンロマチェンコ、ミニストロペスカの7頭が回避となり、9日の3組にいたノアペルーサとリメインステディ、4組のダノンローチェが繰り上がって8頭立ての競走となる。前回選抜3着のレジリエンスブルーと前々回選抜2着のペイシャワールドが居残り。残るは前走1~3着馬が選抜された。

この条件は4月23日を最後に単勝1番人気馬が8連敗中という嫌なジンクスがまだ続いている。C3級下4連勝で選抜入りのブリッツェンシチーが背負うか、前走このジンクスにハマったペイシャワールドがそれまでの実績を背負って推されるかといった雰囲気が予想される。

10日のメイン競走となる11R「宇佐大橋特別」(C1-1選抜馬・1400m)は編成からデルマルーヴルが回避し、11頭立てとなった。選抜居残りはおらず、前走1~3着というメンバー。

上位候補となりそうな馬は脚質も様々になっており、展開や馬場で結果も大きく変わってきそうという混戦メンバー感を受ける。

今週の「一発逆転ファイナルレース」

今週の記者選抜戦は9日がC2、10日はC3上で行われる。

9日は12Rに組まれ、C2-6記者選抜の1300m戦。編成から変動なく12頭フルゲート。初記者選抜はマイネルプリサイス、マイコレット、グルナピーク、ジェネラルエリアの4頭。2頭を除いて近5走以内に1回以上入着している。
露骨に主張しそうな馬は少ない印象があるが、思い切っていく馬がいるか、それとも落ち着いた流れとなるか。

10日も12Rで、C3-5記者選抜の1400m戦。回避馬なく12頭フルゲート。
初の記者選抜入りはアンビションとドットの2頭。全馬近5走以内に入着以上があり、7頭は3着以内がある。
9日以上に先行したい馬は少ない印象があるが、そちらが行ききるのを狙うか、差しを狙うか。当日の傾向を踏まえておく必要はありそうである。

騎乗状況

北海道での期間限定騎乗を終えた多田羅誠也騎手が今週から騎乗を再開。9日は8鞍、27日は6鞍と早々に騎乗数が多くなっている。

また、9日は先週期間限定騎乗を終えた船橋の所 蛍騎手が「堆金菊特別」でシシノブレイヴに騎乗するためスポット参戦となる。当日は準重賞以外のエキストラ騎乗が5鞍あり、6鞍の騎乗となる。

そして、今週で期間限定騎乗を終える村上弘樹騎手は9日に8鞍、最終日の10日は4鞍に騎乗し、11Rのブレイヴルーラーが最後となる。

なお、10日は畑中信司騎手と林 謙佑騎手が佐賀の「西日本ダービー」に遠征するため不在となる。また、今週から期間限定騎乗期間が始まる兵庫の長尾翼玖騎手は、直前の8日まで園田競馬で騎乗していることもあって、今週は騎乗予定が入っていない。

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