(2024年 馬場状態 12/1まで) [良]19 [稍重→良]1 [良→稍重]1 [良→稍重→重]1 [稍重]22 [稍重→重]1 [重]19 [不良→重]1 [重→不良]2 [不良]33
レースライナー

令和5年度第10サイクル前半出馬表発表

2023年8月26日(土)、27日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。競走数は当初編成どおり、26日(土)が11レース、27日(日)は12レース制で開催される。

準重賞競走

27日のメイン競走である7Rの重賞競走「3歳秋のCS2023 サンケイスポーツ協賛 第27回黒潮菊花賞」(3歳・1900m)は当初編成どおりの12頭フルゲート。

高知3歳三冠競走最終戦。二冠馬となっているユメノホノオが勝てば14年ぶりの高知3歳三冠馬誕生となる。高知優駿後に大きな勢力図の変化はなく、高知優駿以来のレースとなるユメノホノオに、中間の3歳準重賞2戦を快勝し良い流れを作ったデステージョが挑む構図は変わっていないといえる。デステージョは主戦である宮川 実騎手がJRA札幌遠征のため、永森大智騎手が騎乗。ユメノホノオは金沢の吉原寛人騎手が続戦する。
馬券的な焦点は3番手争いとみるのが妥当か。これまで次位争いを堅実に走ってきたグラティアスグーが「西日本ダービー」(佐賀)へ向かうため不在。出ていくかが注目されるマリンジェミナイ、中距離戦で粘りを見せるハチキンムスメの生え抜き組に距離対応はできそうなストロベリーツー、仕切り直しとなるカリスマタイクーンに加え、3歳デビューで3歳格4連勝中のサンマルーンは未知の魅力でこの辺りまでは票は集める可能性も。

2歳新馬戦

27日1Rに「2歳新馬」(2歳新馬・800m)が組まれている。前サイクルは不成立となり、今回も当初編成からカゼノテノヒラとコパノダーバンが回避したが7頭で成立となった。

3頭出しとなった打越厩舎からの出走馬が能力検査では稍重で52秒を切ったウオタカをはじめ軒並み好時計をマークしており注目となりそう。

特別競走

2歳既走馬の特別競走は26日、27日にまたがって計3競走で1300m戦が行われる。

26日1R「ペガスス特別」(2歳-2・1300m)は編成からシンギングユキナとピクシースカイが回避した6頭立て。
前走は道中で不利があり、幼い部分も見せながら末を伸ばし2着浮上のアルクと、1300m戦に入り不安定さが収まりつつあるイロメガネの2頭は注目か。終いが詰め切れないイッセーノーデと新馬戦で出の良さは見せたインフォーカスが次位といったところ。

2R「ラケルタ特別」(2歳-2・1300m)戦は2歳既走馬最上位組。リワードシデンが回避し7頭立てとなった。
新馬戦でちぎって大差勝ちとなったメイジョウソリッドが2戦目となるが、ここまでの2歳戦で目立つ馬が今回は出走しておらず、相手に恵まれた印象がある。末脚安定シシノアイデアルが無難なら次位か。

27日2R「サギッタ特別」(2歳-4・1300m)戦は回避なく7頭立て。
大外リガルクは出遅れが懸案ながら脚はありこのメンバーの中では時計が抜けた存在。時計で見るとチュウオーラムやラシパラツィが続く形となる。

一方、一般戦の選抜戦。

26日のメイン競走となる10R「処暑特別」(C2-1選抜馬・1400m)は当初編成からエイシンスコビルが回避し11頭立て。前回選抜3着のヒメノジャッカルが居残りとなるほかは前走勝利~3着の面々。
前が止まらない馬場となった場合は不安ではあるものの末脚が光っているグッドリドゥンスは注目されそう。選抜継続で軽馬場良績のヒメノジャッカルや実績上位のジョーグランツ、逃げ粘り警戒のデロリス辺りも。

27日の10Rは「ナリヤラン特別」(C3-1選抜馬・1300m)。ブリッツェンシチー、カレンロマチェンコ、インワンシティングが連闘を回避して9頭立ての競走となる。前回選抜3着のルフィアンキックが居残り。残るは前走1~2着馬が選抜された。

C3級下を連勝した馬がC3選抜で敗れる流れが続いており、今回は転入から3戦全勝のコパノスタンリーがその形。また、この条件は4月23日を最後に単勝1番人気馬が7連敗中という嫌なジンクスが生まれている。前々志向の馬が主に見えるだけにルフィアンキック、キーフラッシュの中団差し勢に展開が向く要素はあるようにも思える。

27日11R「中津渓谷特別」(C1-1選抜馬・1600m)は編成からミーハディビーナ、ミニョン、ジョーアラビカの3頭が回避し、4組のホワイトレッグスが繰り上がったため9頭立てとなった。前回選抜3着のエピックアンが残り、残るは前走1~2着というメンバー。

実績馬デルマルーヴルは初戦の1400m戦がヒヤヒヤの差し切り劇となったが、元々距離適性は長目と取られている節があり、200m伸びる今回はむしろプラスと取られるのでは。距離適性の面では転入2戦目ながらヒートヘイズ辺りも苦ではなさそう。高知での実績がある馬は1600m戦のデータが出走歴がないか薄い馬ばかりであるが、軽い馬場なら繰上りとはいえ前走の走りが良かったホワイトレッグスや実績馬ジョーロノにも目があるのでは。

今週の「一発逆転ファイナルレース」

今週の記者選抜戦は26日がC3上、27日はC1で行われる。

26日は11R、C3-5記者選抜の1300m戦。編成から変動なく12頭フルゲート。初記者選抜はコパノシューマンとポンフーの2頭。おり、高知4走目のコパノシューマン以外は近5走以内に1回以上入着があり、3着ありが3頭いる。
先手を主張したそうな馬が多く見られ、ファイナル効果でペースが流れる展開が作りだされるのか。

27日は12Rに組まれ、C1-6記者選抜の1600m戦。回避馬なく12頭フルゲート。
初の記者選抜入りは4頭。1頭を除いて全馬近5走以内に入着以上がある。マイル戦だが元々短距離という馬がやや多い印象があり、マイル実績だけを見ると限られてくる印象もあるが、それを素直に取っていいのかどうか。

騎乗状況

レース中の負傷で休養していた永森大智騎手が今週から騎乗を再開。26日は6鞍、27日は7鞍と早速騎乗数が多くなっている。

両日とも宮川 実騎手はJRA札幌競馬場で行われる「ワールドオールスタージョッキーズ」に出場のため遠征で不在。また、27日は赤岡修次騎手も金沢「第19回イヌワシ賞」でグリードパルフェに騎乗するため不在となる。

一方、27日は金沢の吉原寛人騎手が「第27回黒潮菊花賞」でユメノホノオに騎乗するためスポット参戦。当日は重賞以外にエキストラ騎乗が7鞍あり、上限いっぱいの8鞍の騎乗となる。

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