(2024年 馬場状態 11/17まで) [良]18 [稍重→良]1 [良→稍重]1 [良→稍重→重]1 [稍重]19 [稍重→重]1 [重]19 [不良→重]1 [重→不良]2 [不良]33
高知馬遠征

園田・第5回園田FCスプリントでサクラシャイニー優勝!エプソムアーロン4着

 6月18日(木)に園田競馬場で行われた「スーパースプリントシリーズ2015」第2戦となる重賞「第5回園田FCスプリント」(近畿・四国・九州地区交流競走)に高知競馬からは、サクラシャイニー(牡9 田中 守厩舎/赤岡修次騎手鞍乗)とエプソムアーロン(牡11 雑賀正光厩舎/永森大智騎手鞍乗)の2頭が出走。現在地元重賞を連勝、大敗を喫した黒船賞もハイペースを先導、さらに軽斤量とはいえ昨年の兵庫ゴールドトロフィーを3着と、出走メンバー中では実績実力とも抜けた存在といえたサクラシャイニーが単勝1番人気に、一方エプソムアーロンは約13か月の休養明けを叩いての参戦となりましたが、こちらもおととしの本レース覇者であり、また2013年の兵庫ゴールドトロフィー2着の印象も残ってか、単勝3番人気となりました。

 レースは超短距離戦らしく序盤から激しい先行を争うも、エプソムアーロンは人気勢の中ではあおってやや後手を踏む形で先行集団には入れず。昨年の覇者である佐賀のエスワンプリンスと地元の筆頭格、マルトクスパートの2頭が先導し、サクラシャイニーが3番手に付ける形で3コーナーでもう上位3頭が抜ける形となります。そして直線入口でエスワンプリンスが脱落し、サクラシャイニーとマルトクスパートの一騎打ち。しかし、サクラシャイニーは激しい争いの中でも息を入れる余裕があったとのことで、最後にその差が出たか直線半ばでマルトクスパートを競り落として半馬身差でゴールイン。2年ぶりの高知馬優勝となりました。一方、エプソムアーロンは4コーナーでも7番手ではありましたが、最後の末脚は上位2頭に近いスピードで後続集団から抜け出して4着となりました。2年前の勝利時も差し切りではありましたが、さすがに今回は実績馬が最後まで勢い衰えず突っ走っていった展開ではその再現とはなりませんでした。

 本競走の1着賞金は250万円、4着は20万円。高知競馬での番組賞金の場合、園田は50%換算となるため、サクラシャイニーには125万円、エプソムアーロンには10万円が加算されます。また、サクラシャイニーは他場重賞勝利となったため、番組編成要領の規定により次走が高知の場合は最上級競走への編成となります(ただし次走も遠征となる様子です)。

サクラシャイニー 番組賞金  6,406,000+(2,500,000×0.5=1,250,000)=7,656,000(A)
エプソムアーロン 番組賞金 13,965,000+(200,000×0.5=100,000)=14,065,000(A)

 サクラシャイニーは高知での実績に加え、黒船賞でのハイペースでの先行振りからも、ここでも対応はできるだろうという漠然としたイメージはありましたが、その周囲の期待に応えての優勝でした。なお、NAR公式サイト内「webハロン」内記事や赤岡騎手の優勝インタビュー等を併せると、次走は本競走優勝により得たスーパースプリントシリーズファイナルとなる7月20日(月)に船橋競馬場で行われる「習志野きらっとスプリント」への優先出走権を行使し、船橋遠征となる模様。今度は1000m戦となり、各地区トライアル優勝馬に加え南関東などのスプリント馬との対戦となりますが、その中であっても十分上位候補になるのではないかという期待感を感じさせる今回のレースぶりでした。

昨年の笠松「オッズパークグランプリ」に次ぐ作者2度目の高知馬の遠征優勝を見ることができました。3枚だけですが画像もご紹介します。

内から食い下がるオープン4連勝中の地元筆頭格マルトクスパートを勢い良く競り落とすサクラシャイニー。あとの赤岡騎手のインタビューによると、実は道中楽ができていたそうで、その差ではとの話。あの短距離戦でそんな余裕が入れられるのはやはり馬も騎手も強い証拠なのかも。

ラチで遮られた写真で恐縮です…。優勝レイを掛け、関係者を待つサクラシャイニー。レースだけでなく、パドックでも感情は一定な感じを受けていたんですが、レースが終わってからの方が気合十分のような表情。

表彰式後、園田競馬場のマスコット「そのたん」との記念写真に会心の笑顔で応じる赤岡修次騎手でした。

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