５月15日（木）に、園田競馬場で行われた３歳牝馬重賞「第52回のじぎく賞」（地方全国交流競走）に、高知競馬からはクロスオーバー（別府真司厩舎／[兵]北野真弘騎手騎乗）が出走。前走「第15回兵庫チャンピオンシップ(JpnII)」から中８日とほぼ連闘同然で２度目の園田遠征となりましたが、持ち前の先行力を発揮して先頭に立つとレースをリード。しかし、単勝1.1倍の圧倒的人気に支持されたトーコーニーケが２周目の３コーナーから仕掛けると、４コーナーでリードを許し、直線でも最後まで食い下がる姿を見せたものの、最後は２馬身半差を付けられての２着となりました。
また、世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン2014」３歳シーズンへは２度目の参戦となりましたが、こちらでも「所属以外の他地区」の２着ポイント９ポイントを獲得し、合計ポイントは24ポイントとなっています。今回の出走で、表彰資格はすべて満たしたこととなり、現時点ではトーコーニーケ（兵庫・30ポイント）、コパノバウンシ（大井・25ポイント）に次ぐ３位。現時点では受賞の可能性がでてきています。なお、４位のユノエスケープ（兵庫）は11ポイントと大差がついており、残るは中央・地方全国交流となる６月11日（水）に川崎競馬場で行われる「関東オークス（JpnII）」のみ。最終戦はこれまでよりもポイントが高めに設定されており、優勝なら最高20ポイントが付きますが、現状では少なくとも３位確保の可能性は高いのではないかと思われます。
本競走の２着賞金は60万円。高知の番組賞金計算では、兵庫は50％換算となるため、30万円が番組賞金に加算されることとなります。
クロスオーバー 番組賞金 3,835,000+（600,000×0.5＝300,000）＝4,135,000（Ａ）
なお、当然ながら地元の３歳三冠のひとつめとなる５月18日（日）の「黒潮皐月賞」は未登録。５月中はこのあと交流競走等もなく、自己条件となるA級戦も５月25日（日）にありますが、こちらも未登録なので、ひとまず残りの５月は小休止となりそうです。月が変わってからまた厳しい闘いに身を置くこととなりそうなので、つかの間の休息を十分とって、またいいレースを見せて欲しいものです。
