8月18日(火)に佐賀競馬場で行われたダートグレード競走「第15回サマーチャンピオン(JpnIII)」に、高知競馬からはエプソムアーロン(牡11 雑賀正光厩舎/[兵]下原 理騎手騎乗)とハリマノワタリドリ(牡9 雑賀正光厩舎/[佐]竹吉 徹騎手騎乗)が遠征。昨年の佐賀記念に登録するも補欠となり出走できなかったため今回佐賀初登場となったエプソムアーロンですが、5月の復帰後は月1程度で出走し、園田遠征もこなし地元のトレノ賞を快勝しており順調、ハンデ競走のため斤量はタガノジンガロを除く地方馬の斤量である52キロと恵まれたものの、それでも高齢馬のイメージを払拭できなかったか単勝8番人気どまり。また、ハリマノワタリドリは補欠から直前に繰り上がったこともあってかブービーの11番人気となりました。
レースは今年の短距離ダートグレードを連続連対のシゲルカガがハナを取るものの比較的固まった先頭集団が形成され、それが3コーナーまで続く展開。エプソムアーロンもその集団のおしまいを離れず追走する形となります。3コーナー過ぎで1番人気だったタガノトネールがシゲルカガを交わすと中央勢とタガノジンガロが上位をうかがう激しい争いに変わり、さらにエプソムアーロンも外から位置を上げていきますが、前に行った3番手争いのレーザーバレット、キョウエイアシュラの中央勢との差は詰まらず。5着を争った愛知のピッチシフターは抑えて5着掲示板入りとなりました。なお、ハリマノワタリドリは終始後方追走となり12頭中11着に終わっています。
高知馬の本競走での掲示板入りは2013年の第13回でコスモワッチミー(田中 守厩舎/赤岡修次騎手騎乗)が3着入りして以来となりました。
本競走の5着賞金は84万円。高知競馬での番組賞金換算は、ダートグレードの場合30%となるため、25万2千円が加算されることとなります。現在唯一番組賞金が1000万円を超えているエプソムアーロンですが、さらに賞金を加算しました。
エプソムアーロン 番組賞金 15,065,000+(840,000×0.3=252,000)=15,317,000
2013年の兵庫ゴールドトロフィー以来となる2度目のダートグレード入着を果たしたエプソムアーロン。当時は軽ハンデとはいえ9歳での連対も驚かれましたが、それから1年半あまりを経ての今回。前走のトレノ賞でも健在ぶりをアピールしていたとはいえ、中央指定交流の11歳での掲示板確保は健闘といっていいでしょう。しかも、上がり3Fは中央勢と遜色ない37.9秒をマーク。まだまだ活躍は続きそうです。