(2024年 馬場状態 11/17まで) [良]18 [稍重→良]1 [良→稍重]1 [良→稍重→重]1 [稍重]19 [稍重→重]1 [重]19 [不良→重]1 [重→不良]2 [不良]33
高知けいばの開催日程

平成30年度の開催日程を見て

平成30年度 高知けいば開催日程について(公式サイトへのリンク)

詳細日程カレンダー(PDF) 主要競走開催日程(PDF)

 本日平成30年度の高知けいば開催日程が発表されました。平成30年度は今年度より1日少ない19回108日の開催が予定されています。今年度イレギュラーで1日余分にあった薄暮開催「夕焼けいば」は例年通り12月31日(月)と来年1月1日(祝・火)のみで、残りはすべてナイター開催「夜さ恋ナイター」となります。また、編成サイクルつきの詳細日程カレンダーによると、来年度は編成サイクルが1つ減って30サイクルでの編成となります。ということで、毎年恒例のまとめと分析です。

【編成サイクル単位開催日程】

※Cはサイクル、下線は連続3日間以上開催、太字は準重賞・重賞(赤は牝馬限定、緑は2・3歳限定 茶はB級以下限定)

01C>4/7土、8日(3準・仙台屋桜特別)、14土、15日(重・二十四万石賞)

02C>4/21土(準・スピカ特別)、22日、23月、24火

(1週休催)

03C>5/3祝・木(重・福永洋一記念)6日(3重・黒潮皐月賞)、12土、13日

(1週休催)

04C>5/26土、27日(3準・山桃特別)、6/2土、3日(準・トーセンジョーダン賞)

05C>6/9土、10日、16土、17日(3重・高知優駿)

06C>6/23土、24日、30土、7/1日(重・トレノ賞)

07C>7/7土(準・ヴェガ特別)、8日、15日、16祝・月

08C>7/21土、22日、28土、29日

09C>8/4土、5日 (1週休催) 18土(準・仁淀川特別)19日(重・建依別賞)

10C>8/25土(3準・栴檀特別)、26日、9/1土、2日

11C>9/8土(3準・魚梁瀬杉特別)、9日、16日、17祝・月(重・珊瑚冠賞)

12C>9/23祝・日、24振休・月、29土、30日

(1週休催)

13C>10/13土、14日(3重・黒潮菊花賞)、20土、21日(準・アンライバルド賞)

14C>10/27土(準・ミラク特別)、28日、11/3祝・土、4日(重・黒潮マイルチャンピオンシップ)

15C>11/10土、11日、17土、18日(2重・黒潮ジュニアチャンピオンシップ)

16C>11/24土、25日(3重・土佐秋月賞)、12/1土、2日

17C>12/8土、9日、15土(準・横浜特別)、16日

(1週休催)

18C>12/28金(2重・金の鞍賞)30日、31月(重・高知県知事賞)、1/1祝・火(準・初夢特別)

19C>1/6日、8火、9水

20C>1/13日、14祝・月(重・大高坂賞)、16水

21C>1/20日、22火、23水

22C>1/27日(準・ベラトリックス特別)、29火、30水

23C>2/3日(重・黒潮スプリンターズカップ)、5火、6水

24C>2/10日(3準・土佐水木特別)11祝・月(準・長浜特別)、13水

25C>2/17日、19火、20水

26C>2/24日(重・だるま夕日賞)、26火、27水

27C>3/3日、4月、5火

28C>3/10日、11月、12火

29C>3/17日(3重・土佐春花賞)、20水、21祝・木(JpnIII・黒船賞)

30C>3/27水、28木、31日(重・御厨人窟賞)

【基本は変わらず土・日→日・火・水も土・日開催が少し増】

 近年の傾向どおり、年内の開催は週2回の原則土日開催、来年に入ると週3回の原則日・火・水開催となります(ただし3月は変則)。また、通年で月曜に休日が入る場合は基本的にそちらで開催となります。ただ、今年度は12月途中から週3回開催となっていましたが、30年度は少しゆとりを持たせたか、ゴールデンウィーク近辺の変則開催を除き年末年始開催までは週2回開催となっています。そのかわり、今年度は1月中旬から年度末までノンストップだったのが、30年度は年末年始開催以降年度末までノンストップでの開催となります。

【年内は4日サイクル、来年は3日サイクル】

 近年は日程の巡り会わせで1サイクル3日と4日が入り乱れることも多かったのですが、30年度に関しては12月まではすべて1サイクル4日、来年に入ると1サイクル3日ときれいに分かれました。なお、1サイクル4日では通常二走目が組まれますが、3日間以上の連続開催だけで完結する
第2サイクルと第18サイクルは二走目が組まれないと推定されます。

【今年も年度初めはお休みです】

 今年度の最終開催が3月28日(水)になっており、そこから即4月1週目から開催ではタイト過ぎるからか、昨年に続いて最初の週はお休みとなっており、4月7日(土)の開催が30年度の開幕となります。

【連続開催は増えました】

 ゴールデンウィーク近辺では変則開催になるのが恒例ですが、今年はいきなり4月21日(土)~24日(火)に4日間連続開催が組まれました。4日間連続開催は2008年12月31日~2009年1月3日に組まれて以来約9年ぶりとなります。このほか、29年度の年末年始開催同様、今年も年末年始が3日間連続開催となるほか、3月前半が2週連続で日月火の連続開催となり、3日間以上の連続開催は計4回となります。

【休催週は5週+α】

 4月の1週目を含めると休催となる週は4、5、8、10、12月にあります。また、4月最終週~5月1週目は変則開催の関係で間隔が1週より少し長く空いています。時期はずれているものの今年度とほぼ同等と考えて良さそうです。ちなみに、通常休催はサイクルとサイクルの間に入れるのですが、8月の休催は第9サイクルの途中に入れられており、ちょっと珍しい形に(わりとお盆が土日だと過去も休催が入ってるなんてことがあり、でも偶然だろと思ってたものの・・・なんだか本当にお盆休みとして入れてるような気がしてきた)。

【重賞はいくつか前倒しに。御厨人窟賞と土佐春花賞が入れ替わる】

 重賞は今年度同様19競走となっており、新設はありません。30年度はいつもより開催が若干前倒しになっている重賞が目立ちます。一番動いているのは7月の「トレノ賞」で、例年は7月下旬だったのが上旬に。そのほか、「黒潮皐月賞」や「建依別賞」も例年より1週程度早くなっている印象があります。また、1月の「大高坂賞」も1週前倒しになり、黒船賞選考競走は「大高坂賞」から「だるま夕日賞」まで均等に中2週ずつ間隔が空く形になっています。
 一方、今年度は「御厨人窟賞」が「黒船賞」の前に来る日程となっていましたが、30年度は「御厨人窟賞」の位置に「土佐春花賞」が移動し、空いた3月最終週に「御厨人窟賞」が2年ぶりに戻る形に改められました。地元限定とはいえ「黒船賞」の直前に同距離古馬オープンの「御厨人窟賞」があるというのもやや違和感がありましたので、「黒船賞」の後に戻したのは個人的にはいいかと。

【準重賞はまた増加、3歳準重賞さらに充実】

 一方、準重賞は今年度より4競走増加して15競走となりさらに増加。てっきり佐賀の休催の関係でスポット設置かな…と思っていた夏の「仁淀川特別」「魚梁瀬杉特別」も残留。さらに3歳準重賞として「仙台屋桜特別」、「山桃特別」、「土佐水木特別」、オープン準重賞として「横浜特別」が新設されました。
 これにより、2歳の「黒潮ジュニアチャンピオンシップ」から3歳の「土佐秋月賞」までの間、おおむね1~2か月に1戦、世代限定の主要レースが組まれているという形になり、2~3歳の体系が比較的整備されたのではないかと思われます。特に今までは1400mの「黒潮皐月賞」の後にいきなり500m延長で「高知優駿」という形になっていましたが、2戦のほぼ中間に新設される3歳限定準重賞「山桃特別」は1800m戦と発表されており、「高知優駿」を前に遠征馬に比べ劣っているマイルを超える距離経験を実戦で積ませる狙いもあるのかなと思われます。なお、1800m戦は2007年3月10日の「桂浜特別」を最後に永らく施行されておらず、約11年ぶりの復活となります。
 余談ですが、3歳準重賞の競走名は「木」をテーマとして統一という感じでしょうかね。(仙台屋桜、山桃、栴檀、魚梁瀬杉、土佐水木)

【一部重賞の1着賞金増額】
 主要競走開催日程のPDFには1着賞金も掲載されており、それによると重賞の賞金増額が予定されている模様です。
・「高知県知事賞」を除く古馬重賞・・・200万円→250万円
・「高知優駿」を除く3歳重賞・・・160万円→210万円
・2歳重賞・・・140万円→210万円

【大レース・遠征組にはいい日程?】

 開催日程が毎年前後する「福永洋一記念」ですが、今年も連続開催は構成されなかったものの、ゴールデンウィークのど真ん中となる5月3日(祝・木)開催となりました。昨年の祝日にも隣接しない平日水曜開催に比べると格段に行きやすくなったのではないでしょうか。また、「黒船賞」は近年火曜開催が定番のような感があったのですが今年度は「春分の日」に合わせたか2019年3月21日(祝・木)の開催となりました。これも行きやすい日程になったのではと思われます。

 本場への来場増が次の課題となっている高知けいば、まずは大レースをきっかけに本場へ行ってみるというのもいいのではないでしょうか。

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