(2024年 馬場状態 11/17まで) [良]18 [稍重→良]1 [良→稍重]1 [良→稍重→重]1 [稍重]19 [稍重→重]1 [重]19 [不良→重]1 [重→不良]2 [不良]33
高知けいばの開催日程

平成26年度の開催日程を見て

平成26年度 高知けいば開催日程について(公式サイトへのリンク)

 ということで、26年度の開催日程が発表されました。なので、こういうネタが出ると恒例の日程考察です。

 来年度の開催日数は102日で、途中で日程が何日か追加された今年度からさらに1日追加されています。ピックアップしてみると…
※修正(2014.3.3):当初発表は103日でしたが、その後4月20日(日)の開催が取り止めとなり、1日減となりました。(公式サイトリンクは修正後のものです)

【3日間連続開催】
・4月26日(土)、27日(日)、28日(月)
・5月4日(日)、5日(月)、6日(振休・火)
・1月10日(土)、11日(日)、12日(祝・月)
 25年度にひさびさに設定された3日間連続開催(3度のうち2度は追加日程の関係で後付けで設定されたものですが)。来年度は当初から3回設定されています。うち2回はゴールデンウィーク中と言うことで、旅打ちで効率よく高知のレースにたくさん触れるならこの辺がお勧めかも。なお、この連続開催中の4月28日(月)が「第5回福永洋一記念」。去年は名古屋の「かきつばた記念」と同日開催にしてでもこぎつけた祝日開催、そしてダートグレードのウラ開催ゆえのIPAT発売もありましたが、今年度は日曜と祝日に挟まれた月曜日という設定。他場との重複は岩手の地元重賞と被るだけのため、ふつうの月曜ではIPATなしという可能性が高そうです。

【開催休みの週が増えた】
 25年度は5月、7月、9月、1月に各1週ずつ開催のない週が設定されていましたが、26年度は5月、6月、8月、9月、11月、1月と2回増えています。後述の冬季分の増分の調整も兼ねて、梅雨時や年末の前に休みを増やした感じでしょうか。

【土曜開催の減少】
 25年度はおおむね土曜・日曜の2日間連続開催を守っていましたが、26年度は祝日が絡む場合は、土曜の分を祝日へ回しているケースが多く見られます。また、1月中旬~3月中旬は土曜開催がなくなります。
 基本的にはその祝日開催には他場のダートグレードが組まれており、そちらの裏開催でIPATということになろうかと思われます。
 ここは私見ですが、土曜日のIPAT販売は、日曜に比べるとややパンチが弱い感じがあったので(特に中央の大レースがない時期の場合)、土曜開催のメリットが薄いと判断されたのかもしれません。
 ただ、中央開催もダートグレードもない祝日の月曜日(=現状のルールのままならIPATがない?)にも開催日が振られているケース(9月15日の「敬老の日」)があり、この辺は謎です。「夜さ恋フェスティバル」にしては遅いですし…。

【真冬は週3回開催】
 26年度の大きな変更点は来年1月中旬から2月いっぱいまでは開催が週3回に増え、「日・火・水」の開催という思い切った設定。火曜・水曜にIPAT発売がある場合は、無条件でナイターの最終レースまで売れるルールになっており、水曜は南関東の重賞開催日、火曜もIPAT基幹競走となりうる高額賞金の特別競走を南関東が実施しているケースが多く、おそらく大半がIPATで全レース発売ということになるでしょう。
 一時よりわずかながら本場来場者数も回復しているというなかで、敢えて来場しにくい日程を組んでるのは流れに逆行している感じもしますが、高知でもさすがにこの時期のナイター開催は寒く、来場者数も伸びにくいであろう時期でもあることから、それを逆手にとって、インターネット販売にほぼ絞ることで、この時期に唯一ナイター開催できる強みがどのくらいの威力を発揮できるのかを図る大きな実験となりそうです。
 なお、この時期は黒船賞選考競走の時期でもあり、重賞も多く開催されますが、これについてはすべて日曜の開催になっており、本場に来やすい日曜には有力馬の出る大きなレースを見れるよう配慮はされています。

【重賞・準重賞】
 重賞は25年度と変化はなく、2年連続で2日連続で行われていた年度末の「土佐春花賞」と「御厨人窟賞」が別の週に分かれる程度です。
 一方準重賞は3歳限定の「栴檀(せんだん)特別」が8月23日(土)に新設。高知優駿と黒潮菊花賞のちょうど真ん中の時期にあたり、三冠目へ向けてのステップという形になりそうです。…といっても、実際のところこの日は他場の重賞競走がない日ということもあって、IPAT基幹競走を担うといったところでしょうか。一方、今年度の各地の重賞実施日程を見ると(金沢はまだ未発表)、岩手と佐賀で大半の高知開催日に既に重賞を設定してくれており、その影響からか、昨年IPAT基幹競走になるべく新設された「四万十川特別」「室戸ジオパーク特別」、さらにIPATで売れない正月開催にもかかわらず準重賞格がついた「初夢特別」がリストから消え、引き続きグランディールが協賛する「レディスシリーズ」(スピカ・ヴェガ・ミラク・ベラトリックス各特別)が準重賞で継続されるのみとなっています。

(訂正)「初夢特別」はその後日程に再び掲載されました。

 26年度はかなり意識的にIPATでの販売可能帯を拡大することに重きを置いた感のある日程となっており、意欲的な姿勢は見せてるかなとは思います。あとは、拡大したことでやってくる初見の人々をいかに取り込めるかどうか、ここで逃がさずキラリと光るものを提示できれば、またいい循環を生めそう。ここからが高知競馬の正念場となるんではないでしょうか。

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