6月15日(水)に川崎競馬場で行われたダートグレード競走「第52回関東オークス(JpnII)」が行われ、今年の「GRANDAME-JAPAN2016 3歳シーズン」が終了。本競走では表彰対象馬の出走や新規の対象入り馬がなかったため、5月19日(木)の園田「第54回のじぎく賞」時点のまま成績が確定。高知競馬所属のディアマルコ(牝3 那俄性哲也厩舎)は対象3競走で1勝2着2回の好成績。シーズンチャンピオンとなったクラトイトイトイ(牝3 船橋・矢野義幸厩舎)と出走3戦でいずれも激突し、最後の「のじぎく賞」で勝利したことで、最終的には6ポイント差まで詰める33ポイントを獲得し総合2位となりました。高知所属馬の総合2位は全シーズン通じて初となります(馬主・調教師に合わせてボーナス賞金200万円)。
ディアマルコは「のじぎく賞」後は出走しておらず、そのまま6月19日の「第44回高知優駿」へ直行が確定。同世代相手は昨年末の「金の鞍賞」(3着)以来となりますが、2歳時に弱点とされていた気性面も近走は落ち着いているように見え、また「金の鞍賞」で敗れ、「黒潮皐月賞」を制したブラックビューティが不在。今年は各地のダービー競走を行脚している金沢の吉原寛人騎手が手綱を取る「黒潮皐月賞」2着のセイエスパーニャが相手筆頭となりそうな面々。おそらく人気を集めることとなりそうですが、実に2000年の「第28回高知優駿」の優勝馬でのちに金の鞍賞+高知三冠馬で世代重賞パーフェクト制覇を達成しているオオギリセイコー以来、16年ぶりの高知デビュー馬によるダービー制覇となるか注目されるところです。