12月28日(土)に園田競馬場で行われた今年最後の短距離ダートグレード競走「第13回兵庫ゴールドトロフィー」(JpnIII)に、高知競馬からはファイアーフロート(松木啓助厩舎/西川敏弘騎手騎乗)、コスモワッチミー(田中 守厩舎/赤岡修次騎手騎乗)、エプソムアーロン(雑賀正光厩舎/[兵]下原 理騎手騎乗)の3頭が遠征。3頭の中では単勝人気が6番人気と一番上だったエプソムアーロンが、後半のペースアップに合わせて上昇すると、直線で2番手に浮上。優勝したドリームバレンチノには及ばなかったものの、3番手以下には差を付け、そのまま2着に入りました。2013年に高知競馬所属馬がダートグレード遠征で馬券圏内入りしたのは、佐賀・サマーチャンピオン(JpnIII)でのコスモワッチミー3着以来2度目となります。また、このレースでの高知所属馬の馬券圏内入り、連対とも初の快挙となりました。
本競走の2着賞金は525万円。さすが2着…。高知競馬での番組賞金換算は、ダートグレードの場合30%となるため、157万5千円が加算されることとなります。
エプソムアーロン 番組賞金4,335,000+(5,250,000×0.3=1,575,000)=5,910,000
なお、エプソムアーロンの場合は、中央時代の賞金は既に計算対象から外れ、また今年高知に転入してから復活を遂げた形なので、高い賞金のレースが少なく、印象度が強い割には、今回の好走によってようやく番組賞金上位ベスト10入りというところになります。来年10歳になるエプソムアーロンですが、来年も力強い走りを見せてくれることを期待しましょう。
絶妙のタイミングで捲くり、鋭い手ごたえで伸びたドリームバレンチノの背中は遠かったものの、エプソムアーロンの走りもまた迫力のある走りでした。
(2013.12.28 現地観戦にて撮影)
補足
2013.12.30放送の「モーニング展望」によると、ダートグレードでの高知競馬所属馬の連対は今回が3度目とのことです。
・1998.3.24・高知「第1回黒船賞(GIII)」
リバーセキトバ(北野真弘騎手/浜田隆憲厩舎) 1着
・1998.10.10・金沢「第18回白山大賞典(GIII)」
マルカイッキュウ(鷹野宏史騎手/松岡利男厩舎) 2着
・2013.12.30・園田「第13回兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)」
エプソムアーロン([兵]下原 理騎手/雑賀正光厩舎) 2着