７月20日（月）に船橋競馬場で行われた「スーパースプリントシリーズ2015」ファイナルとなる重賞「第５回習志野きらっとスプリント（ＳIII）」（地方全国交流競走）に、高知競馬からサクラシャイニー（牡９ 田中 守厩舎／赤岡修次騎手騎乗）とクロスオーバー（牝４ 別府真司厩舎／[金]畑中信司騎手騎乗）の２頭が出走。他地区馬では唯一地区トライアル勝ち上がりでの出走となったサクラシャイニーは地方移籍後も力の衰えがないことを戦績が証明し、先日までの期間限定騎乗で活躍した赤岡修次騎手の手綱ということも手伝ってか、他地区勢では抜けた支持を集め単勝３番人気に。一方、近走は遠征でも苦戦が続くクロスオーバーは14頭中単勝12番人気となりました。
レースは序盤から人気勢が前に固まる展開となりますが、サクラシャイニーは好位の内に位置を取り、３コーナーを回ったあたりから先団を捕らえに位置をあげていく形に。直線では一旦１番人気の３歳馬ルックスザットキルとともに先団を交わすものの、ルックスザットキルはさらに一段伸び脚が違い、逆にサトノタイガー、サーモピレーにゴール前で交わされ４着に後退しフィニッシュとなりました。なお、クロスオーバーは終始後方追走のまま位置を上げられず12着に終わっています。
本競走の４着賞金は100万円。高知競馬での番組賞金の場合、南関東は40％換算となるため、サクラシャイニーには40万円が加算されます。なお、「園田ＦＣスプリント」優勝後はまだ高知の競走に出走していないため、高知出走時には最上位級編成となるルールの対象のままと思われますが、サクラシャイニーは夏場は休養という話もあるため、本日から３か月以上出走しない場合は番組編成要領の規定により最上位級編成ではなくなります。
サクラシャイニー 番組賞金 7,656,000+（1,000,000×0.4＝400,000）＝8,056,000（Ａ）
サクラシャイニーはもしやの優勝もという期待もいだかせ、実際に上位人気で推されましたが、勝ち馬とは２馬身弱の差とはいえ最後は南関勢の地力が一枚上だったという決着となりました。ただ南関のスプリント巧者相手でもやれるところを見せただけに秋以降の動向は当然目が離せないところです。
