(2024年 馬場状態 5/6まで) [良]8 [良→稍重]1 [稍重]7 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]17
高知馬遠征

佐賀・第13回はがくれ大賞典でリワードレブロン5着

3月13日(日)に佐賀競馬場で行われた重賞「第13回はがくれ大賞典(S1)」(地方全国交流競走)に高知競馬からリワードレブロン(牡8 雑賀正光厩舎/[佐]山口 勲騎手騎乗)とハリマノワタリドリ(雑賀正光厩舎/[佐]兒島真二騎手騎乗)の2頭が出走。ともに差しタイプで2000m戦のこの距離は向くタイプといいながら、リワードレブロンは2000mでも短いタイプ、またハリマノワタリドリは地元でも近走はあまり目立たない走りに終始しており、地元のベテランジョッキーの騎乗と言う面では心強いものの、兵庫からの遠征馬や地元のオープン格に比べると果たして…という感じはあり、リワードレブロンは単勝5番人気(11頭中)、ハリマノワタリドリは単勝9番人気での出走となりました。

 レース序盤は地元の筆頭格キョウワカイザーとキングプライド、そして赤岡修次騎手が依頼を受けての騎乗となった兵庫のサウスウインドなどが先行、3連覇がかかる兵庫のエーシンクリアーはそれを見る形、一方、ハリマノワタリドリは中団より少し前から後方につけ、リワードレブロンはゲートの出が悪く後方から。2周目の向こう正面後半からキョウワカイザーが早々に脱落し、キングプライドが先頭に立ってスパートすると、サウスウインドとエーシンクリアーの兵庫勢が追いかける展開に。リワードレブロンも進出はするものの先頭とは差がある状態で直線へ。
 直線でエーシンクリアーは伸び悩み、キングプライドとサウスウインドの一騎打ちの様相。「逃げろ!キングプライド!」と思わず実況の中島英峰アナウンサーも地元応援コメントが飛び出すなど白熱したマッチレースは最後にサウスウインドがもうひと伸びを見せ、ゴール前での鮮やかな差し切り勝ちとなりました。赤岡修次騎手は昨年のバズーカに続き兵庫所属馬での他場遠征は2度目の勝利となります。リワードレブロンは先団には加われず、上がり3Fこそ先団と遜色ない数字ではあったものの5着への滑り込みとなりました。なお、ハリマノワタリドリは上位争いには加われず9着に終わっています。本競走での高知馬の入着は前年のリワードレブロンの3着に続き2年連続となりました。

 本競走の5着賞金は9万円。佐賀の賞金は高知の番組賞金では70%換算となるため、リワードレブロンの番組賞金に6万3千円が加算されています。

リワードレブロン 番組賞金 9,814,000+(90,000×0.7=63,000)=9,877,000

 入着とはなったもののリワードレブロンはやはり2000でも短いのかということを改めて思わせるレース振りとなりました。確かに最後は伸びてましたんで…。3連覇がかかるオグリキャップ記念に向けてのいい足慣らしとなっていればと思います。

  そして、兵庫のサウスウインドに騎乗して優勝の赤岡修次騎手の表彰式インタビューより。雨だったためスタンド内の表彰会場で行われたもの。このレースが最終レースだったため時間にも余裕があり、実況の中島英峰アナウンサーによるレースの振り返りの質問も結構詳細。それに対して明快に答えていく赤岡騎手。思惑や展開の読みが基本的にうまくいった形をよどみなく答えて行くので、中島アナも「そうだったのか」みたいな感想をもっていたようにみえ、そのたびに表情が画像のように「ほう」「へー」みたいな感じになり、最後に「勉強になりました」と感心していたのが印象的でした。

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