12月24日(水)に園田競馬場で行われた今年最後の短距離ダートグレード競走「第14回兵庫ゴールドトロフィー」(JpnIII)に、高知競馬からはサクラシャイニー(牡8 田中 守厩舎/赤岡修次騎手騎乗)が遠征。今年5月の「欅ステークス」まで中央オープン馬として走っており、また高知移籍後2戦でも実力を見せ付けている中、ハンデ戦である今回は斤量53キロと出走馬の中では軽いほうであったため、事前予想でも穴候補の一角として名前はわりと見かけたものの、最終的に単勝7番人気での出走となりました。
レースは実績馬を抑えて1番人気に推されたJRA・メイショウコロンボが序盤でハナを取り切り、船橋・コアレスピューマやJRA・タイセイレジェンド、サクラシャイニーがマークする展開。後半に入り浦和・ジョーメテオが後方から一気の大捲くりを見せて一気にメイショウコロンボに迫り、この2頭が3~4コーナーで後続を離す展開に変わるものの、サクラシャイニーはほかの先行馬が後退する中で位置をキープしたまま直線へ。
ジョーメテオの追撃をその都度突き放すメイショウコロンボ。結局最後まで譲らず最後は1馬身半差で優勝。サクラシャイニーは2着ジョーメテオから5馬身離れ、最後に兵庫・タガノジンガロの追い込みを受けたもののクビ差交わしての3着確保。昨年のエプソムアーロン2着に続いて2年連続で高知馬の馬券圏内入りとなりました。
本競走の3着賞金は252万円。高知競馬での番組賞金換算は、ダートグレードの場合30%となるため、75万6千円が加算されることとなります。
サクラシャイニー 番組賞金 5,650,000+(2,520,000×0.3=756,000)=6,406,000
コースの規模は違うものの、中央時代もダートの1400mでは良績を残していたサクラシャイニー。その得意距離で高知転出後もまだまだやれるところをみせてくれました。
今年も数多く交流競走の勝利や入着、見せ場を作るなど高知馬が外でも活躍を見せましたが、今年最後の交流競走出走となったサクラシャイニーがしっかり締めを飾りました。なお、ネット上の情報では、今後のサクラシャイニーは3月の「黒船賞」を目標に2月の地元重賞(「黒潮スプリンターズカップ」か「だるま夕日賞」)から始動のようです。期待しましょう。