(2024年 馬場状態 11/17まで) [良]18 [稍重→良]1 [良→稍重]1 [良→稍重→重]1 [稍重]19 [稍重→重]1 [重]19 [不良→重]1 [重→不良]2 [不良]33
レース編成・編成要領

第17回黒潮菊花賞編成状況より

高知競馬の3歳三冠路線の最終レース「黒潮菊花賞」。今年はこれまでの二冠がニシノファスリエフ(黒潮皐月賞)、アラマサシャープ(高知優駿)とタイトル獲得馬が分かれたため昨年のドンスキマーのような「三冠達成なるか?」といったトピックスはありませんが、タイトル獲得馬、実力馬、実績馬に加え、直前の転入馬も名乗りを上げる状況となっています。

編成状況はこちら。
コパノエクスプレス   2,499,000(A)
アラマサシャープ    1,816,000(A)高知優駿優勝
ニシノファスリエフ   1,730,000(B)
サンデーライセンス   1,111,000(C1)
ヘイハチピカチャン   1,078,000(C1)高知優駿3着
ナカノヘイロー     1,018,000(C1)
モスコーオペラ      830,000(C2)
エーシンリューモン    797,000(C2)
ブルーフェイズ      705,000(C2)
バトルプレミヤ      699,000(C2)
サンミッシェル      628,000(C2)
エーシンショーフク    396,000(C3)

高知優駿馬のアラマサシャープ、黒潮皐月賞馬のニシノファスリエフ、門別ではフレッシュチャレンジを勝ち、高知転入後は九州ダービー栄城賞4着のコパノエクスプレス、福山時代は2・3歳重賞の常連だったサンデーライレンス、転入直後はあっと驚く大波乱を演出したヘイハチピカチャン、高知転入後11連続連対パーフェクトのモスコーオペラなど、面子は揃った感じ。しかし、番組賞金だけで見るとA級からC3級まで所属級はさまざま。これは、「出走資格を満たす馬については、重賞競走、準重賞競走、特別競走、上位級の最上位または当該級の最上位への出走を希望できる。」(編成要領6(5)ア(カ))とあり、黒潮菊花賞の出走資格は「高知優駿3着以内」か「3歳で高知で1走以上していること」だけなので、1走さえしていれば、在籍クラスにかかわらず、どんな3歳馬でも出走の可能性があるということになり(もちろん希望馬が多ければ競走成績を参考に選考)、今回のように最上級から最下級までの全クラスから出走ということもでてくるわけです。
まあ高知の場合は転入前に実績を上げていれば高知での出走が少なくても番組賞金が最初から高く、一方、高知で連対を重ねて一目置かれていても、転入前がさっぱりだと、さほど賞金が積みあがっていないことがあるので、実力とクラスが釣り合っていないのは高知ではよくある話です。
で、今回の登録メンバーの中では、出走資格最低限クリアとなる高知ではまだ1走だけながらメンバーに入ったサンミッシェルが不気味。中央未勝利からの転入ながら、初戦の古馬混合C3-2を2着に2.9秒差の圧勝。さらに中央時代は1800m戦で3着の実績あり。ただ、高知初勝利のこの時の対戦メンバーはどちらかというと強い相手ではなかっただけに評価が難しいところではありますが…。

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