(2024年 馬場状態 4/29まで) [良]8 [良→稍重]1 [稍重]6 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]16
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[姫路・兵庫ユースカップ]リケアサブル優勝、ワンウォリアー2着で高知馬ワンツー

2024年2月22日、姫路競馬場で行われた西日本地区交流重賞競走「第16回兵庫ユースカップ(重賞II)」(3歳登録馬・1400m、曇・重・出走頭数8頭)に、高知けいばからリケアサブル(牡3・田中 守厩舎)が吉原寛人騎手の騎乗、またワンウォリアー(牡3・工藤真司厩舎)が岡村卓弥騎手の騎乗で出走。リケアサブルが好位から直線で抜け出す形で追いすがるワンウォリアーを突き放し重賞初制覇を飾り、1着賞金700万円を獲得した。またワンウォリアーも後続に大きく差をつけた2着となり高知けいば所属馬でのワンツーフィニッシュとなった。

リケアサブル号(本競走にて撮影)
ワンウォリアー号(本競走にて撮影)

単勝1番人気となったのは昨年11月の準重賞「土佐寒蘭特別」をはじめ5勝を挙げ、前走の準重賞「土佐水木特別」では重賞2勝馬プリフロオールインに迫る場面のあったワンウォリアーで単勝オッズ2.2倍となった。
2番人気は園田1400mの「ネクストスター園田」で3着があり、JRA認定特別3勝など通算5勝の地元クラウドノイズ(牡3・坂本和也厩舎)が背負い、オッズは3.7倍。
3番人気が約2か月の休み明けで通算2勝も、昨年の高知2歳重賞2戦でいずれもプリフロオールインの2着に付けたリケアサブルとなり、オッズは同じく3.7倍となった。

レースは地元のクラウドノイズとダイジョバナイ(牡3・飯田良弘厩舎)の2頭が先団を形成し、リケアサブルが外の3番手、ワンウォリアーが内の4番手となる。

レース序盤。先団を見る形となった高知2頭

3コーナー前でリケアサブルが仕掛けて先頭に並びかけ、ワンウォリアーも追い上げる。一方クラウドノイズは後退し、ダイジョバナイは後がない形で直線へ。
直線で伸びるリケアサブルをワンウォリアーが追いかけるが差は詰まらず終盤はリケアサブルが突き放し、終わってみれば2馬身半差の快勝劇となった。ワンウォリアーは2着を確保。高知勢の一騎打ちとなって3着に残したダイジョバナイとの差は8馬身と差が付く結果に終わった。

ゴール前の攻防は高知勢の一騎打ち
レースが終わり引き上げる2着ワンウォリアー号(手前)と優勝馬リケアサブル号

リケアサブルは父ベストウォーリア、母アナコンダ。2023年北海道デビューもJRA認定新馬戦を勝った1戦のみで高知へ移籍している。通算成績は9戦3勝。重賞は初制覇となった。

なお、リケアサブル号に騎乗した吉原寛人騎手は、これで現存する平地地方競馬14競馬場全てで勝利を挙げ、かつ重賞を勝利したこととなった。平地地方競馬14競馬場全場重賞制覇は史上初の記録達成となる。

「重賞全場制覇達成!」のプラカードを背に優勝騎手インタビューを受ける吉原寛人騎手
表彰式の記念撮影。右から山頭信義厩務員、吉原寛人騎手、田中 守調教師の代理で登壇した工藤真司調教師

リケアサブルは1着賞金700万円、ワンウォリアーは2着賞金280万円を獲得。高知けいばの番組賞金には兵庫の競走として7割換算された、490万円、196万円がそれぞれ加算される。これによりリケアサブルは格付けがC3級上からC1級へ、ワンウォリアーはC3級下からC2級へ昇級となる見込み。

(NAR「地方競馬情報サイト」掲載レース結果→こちら

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