2023年8月27日、金沢競馬場で行われた重賞競走「第19回イヌワシ賞」(3歳以上・2000m、晴・良・出走頭数8頭)に、高知けいばからグリードパルフェ(牡7・田中 守厩舎)が赤岡修次騎手の騎乗で出走し、中団から一時は先頭をうかがう位置に付ける場面もあったが3着となった。
レースは単勝1番人気に支持された兵庫のラッキードリーム(牡5・新子雅司厩舎・下原 理騎手騎乗)が好位から3コーナー過ぎで抜け出しで2着のウラノメトリア(大井)にアタマ差で勝利。1着賞金700万円を獲得した。
単勝人気は兵庫移籍後はダートグレード競走以外では全て連対を続けているラッキードリームが1.7倍で1番人気。そのラッキードリームを前走の園田「第61回六甲盃」で破ったグリードパルフェが2.2倍の2番人気となって2強オッズを形成。ダートグレード競走3勝の実績がある大井のダノンファラオが3番人気の13.1倍で続いた。
レースはメイショウワザシ(愛知)が逃げて後続を離す形で先行し、ラッキードリームが好位2番手に付ける形で進み、グリードパルフェは中団で進める。
ラッキードリームは3コーナー前で前を捉えにかかり、4コーナー前で先頭に立つが、外からグリードパルフェが上昇し、直線入口では2番手の一角に浮上する。
しかし、ラッキードリームが押し切りを図るところ、内からウラノメトリアが迫りゴール前まで接戦となるが、アタマ差でラッキードリームが凌いだ。
グリードパルフェも前を捕まえかと思わせる勢いを見せたが、ゴール前での伸びが甘くなり3着での入線となった。
ラッキードリームは父シニスターミニスター、母サクラスリール。2020年に北海道デビュー、2021年にホッカイドウ競馬の3歳三冠馬となったのち、川崎を経て2022年より兵庫所属となった。通算成績は25戦15勝(ほかJRA1戦0勝)。重賞は9勝目となった。
なお、グリードパルフェは賞金98万円を獲得。高知けいばの番組賞金には金沢の競走として9割換算された、88.2万円が加算される。
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