2023年6月17日(土)、18日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。当初編成から1レースが追加され、両日とも12レースが開催される。
重賞競走
6月18日(日)のメイン競走「ダービーシリーズ2023 JBC協会協賛 黒潮ダービー 第51回高知優駿(ダノンキングリー賞)」(3歳・1900m)は他地区当初選定のミヤノウッドリー(佐賀)が回避し、補欠のブエラフェルテ(兵庫)が繰り上がってフルゲート12頭。
高知デビューで12戦10勝で重賞は3勝しており現在7連勝中のユメノホノオは外目の9番枠、一方高知での5戦は古馬B級含め2勝2着3回だが、北海道所属時代に「第24回兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)」3着、高知転入後の2月には名古屋の「第48回スプリングカップ」でセブンカラーズの2着など他地区実績上位のデステージョは2番枠と地元上位人気予想馬は枠が対照的となった。
他地区遠征馬は南関東重賞2勝のポリゴンウェイヴ(浦和)の5番枠をはじめ内目に偏ったが、タイガーチャージ(大井)のみ大外12番枠を引いている。
当日までには降雨が予想される日もあるため、重~不良馬場が想定される。
準重賞競走
6月17日(土)のメイン競走である、「JBC協会協賛 高知・佐賀スタリオンシリーズ カレンブラックヒル賞」(4歳以上・1600m)は当初編成から回避馬はなく11頭立て。
5月30日に行われた「第14回福永洋一記念」の覇者アポロティアモをはじめ、2着モダスオペランディ、4着ガルボマンボなど同競走からの馬が7頭という豪華メンバー。ほかにも牝馬準重賞を制し古馬オープンでも互角の走りを見せるサノハニーやオープン2度目の挑戦となる実績馬ヒカリオーソなどが名を連ねた。ヒカリオーソには期間限定騎乗中の所 蛍騎手が騎乗する。
別定重量戦のため前走重賞勝利のアポロティアモには1キロの斤量増が課せられる。
なお、アポロティアモには金沢の吉原寛人騎手、アイファーキングズには兵庫の下原 理騎手がスポット参戦で騎乗することとなった。
特別競走
6月18日(日)の「汗見川特別」(B-1選抜馬・1600m)は当初編成からケプラーが回避し、グリンブルスティが2組から移動しフルゲート11頭。
前走に引き続き選抜戦となる4頭をはじめ、全て前回3着以内の馬で構成。JRA時代に黒船賞で2着し、5月の転入初戦を勝利したスリーグランド、JRAオープンから2戦目のトウカイエトワール、前走でこの馬を破った同じくJRAオープン経験馬ダノングリスターといった実績馬に対し、転入から5戦全て連対し、前々走では牝馬準重賞2着のジョウショーリードや、高知のマイルは初挑戦となる9連続連対中のガンスリンガーといった好調馬が対抗する構図となる。
今週の「一発逆転ファイナルレース」
6月17日(土)は今サイクル最下組となるC3-15記者選抜の1300m戦。アンデュレイトが回避したため、10組のユイノシワザが移動し12頭立て。5走前の3月に記者選抜勝ちがあるエムテイオーのほか、近走に3着内が1~2戦ある馬が内枠に固まる形となった。全体的に先行気質のある馬が目立ち、先行争いからのペース形成もポイントとなりそうなメンバーとなった。
6月18日(日)は3月以来となるB級の記者選抜戦が組まれ、B-4記者選抜の1400m戦。編成と変わらず12頭立て。近5走に1度も3着以内がないのは12頭中2頭だけとなっており、大きく相手関係が軽減される今回は各陣営とも好機といえる一戦となっている。
吉原寛人騎手と下原 理騎手がスポット参戦
今週は2日とも他地区からのスポット参戦騎手が騎乗する。
金沢の吉原寛人騎手は、17日(土)の準重賞「カレンブラックヒル賞」でアポロティアモ、18日(日)の「第51回高知優駿」でユメノホノオに騎乗するため両日ともスポット参戦。本番とエキストラ騎乗を含めて17日は7鞍、18日は2鞍に騎乗する。
また、兵庫の下原 理騎手は、17日の準重賞「カレンブラックヒル賞」でアイファーキングズに騎乗のためスポット参戦。このほか、エキストラ騎乗も含め6鞍の騎乗。1Rから5Rまでは5連続での騎乗もある。
なお、高知優駿の他地区遠征馬に騎乗する遠征騎手のエキストラ騎乗はない。