2023年8月8日、高知競馬令和5年度第9サイクルの8月7日時点編成が高知けいば公式ウェブサイトから発表された。今サイクルはナイター開催で4日間で編成され、合計47競走が予定されている。
日数 | 開催日程 | 開催日 | 種別 | 競走数 |
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1日目 | 第6回第3日 | 2023年 8月12日(土) | ナイター | 12 |
2日目 | 第6回第4日 | 2023年 8月13日(日) | ナイター | 12 |
3日目 | 第6回第5日 | 2023年 8月19日(土) | ナイター | 12 |
4日目 | 第6回第6日 | 2023年 8月20日(日) | ナイター | 11 |
距離設定
級 | 800 | 1300 | 1400 |
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A | 重賞 2~3組 AB混合 | ||
B | 1~4組 | ||
C1 | 1~5組 C1C2混合 | ||
C2 | 1~6組 C2C3混合 | ||
C3上 | 1~6組 | ||
C3下 | 7~12組 | ||
3歳 | 準重賞 | 2~10組 | |
2歳 | 新馬 | 2~4組 |
第9サイクルではマイル戦は組まれておらず、800mから1400mまでの3距離で実施される。
今サイクルではA級の1400m戦を起点に、クラスが下がるごとに1300m戦と1400m戦の交互の距離設定となっている。3歳の準重賞、2歳の新馬戦を除き、級の中で距離を変える設定もなく、単一の距離設定で行われる。
メイン競走は「第46回建依別賞」
第9サイクルのメイン競走は、8月20日(日)第6競走に予定されている重賞「第46回建依別賞」(3歳以上・1400m)。全馬A級の12頭が編成された。
7月の「第20回トレノ賞」3着以内馬には優先出走が認められており、その3頭も編成。トレノ賞からのエントリーが全部で7頭おり新参入組の顔ぶれを踏まえてもここは再戦ムード感を感じる。
準重賞・特徴的な競走
8月12日(土)の第5競走には準重賞「魚梁瀬杉特別」(3歳 1300m)が予定。12頭が編成された。
月末に3歳三冠最終戦「黒潮菊花賞」を控えているが、距離的に直結とはいえない設定。しかしデステージョはここも登録。勝負付けは済んだメンバーで適距離かはやや疑問も、以前より間隔を詰め気味だが出走なら好調の証とも言え、弾みとしたいところか。
直前の3歳主要競走は「栴檀特別」と条件交流の「よさこい盃」に分かれているが、両方に出走していずれも馬券圏内のグラティアスグーには安心感も。あとは距離1300mに活路がありそうなヘニーレットやマリンジェミナイあたりは人気になりそうか。
2歳新馬戦
8月13日(日)第1競走に「2歳新馬」(2歳新馬 800m)が予定されており、5頭が編成されている。打越厩舎からの2頭は能力検査で好時計をマーク。父カイロス、母ディアマルコという血統のマルロスも能力検査を合格して準備が整ったよう。なお、ダンスハーツは門別競馬場で能力検査を合格している。
その他の主な競走
8月12日(土)第11競走には「納涼特別」(C2-1選抜馬 1300m)が予定されており、12頭が編成。前回選抜の2着サンエルセントロ、3着ラブワンダーが残り、前走上位馬が加わったメンバーとなった。名前だけで抜けた馬はいない感がある。
8月13日(日)第10競走予定の「ヒマワリ特別」(C3-1選抜馬 1400m)も12頭フルゲートの編成。最近はC3下で連勝を重ねた上位人気馬が不覚を取り波乱となるケースが多いこの条件。今回も高知無傷の4連勝ペイシャワールドと同じく3連勝のコパノスタンリーがおり、今回こそ嫌な流れを止めることができるか。なお、シゲルハクチョウザはC3選抜で複勝圏入りを続けておりこれが連続3度目の編成となる。
8月13日(日)のメイン、第11競走には「五井山緑地公園特別」(C1-1選抜馬 1400m)が予定されており、12頭が編成。実績あるナムラブル、ジョーロノに高知パーフェクト連対中のホウオウジャッジあたりが目立つ存在も、他にも実力馬、実績馬はおり、人気薄の割り込みもありそうである。
8月19日(日)のメイン、第11競走予定の「虚空蔵山特別」(B-1選抜馬 1300m)は、12頭が編成。前サイクルのB級戦は頭波乱の決着が多かったが、その波乱の勝ち馬と人気の2着馬が一緒に選抜戦に編成されており、再現となるのか雪辱となるのか。