4月12日(日)に佐賀競馬場で行われた3歳牝馬重賞「第14回ル・プランタン賞(S1)」(地方全国交流競走)に、高知競馬からはプリンセスボーラー(別府真司厩舎/[金]畑中信司騎手騎乗)が遠征。昨年のクロスオーバーに続いてグランダム・ジャパン3歳シーズンに本格参戦の模様で、名古屋の若草賞(6着)に続いての対象レース参戦となりました。
今回はもはや佐賀3歳の筆頭格的存在となったユズチャンが1番人気、兵庫から参戦のプラチナグルームに続く単勝3番人気での出走。鞍乗は金沢開催と同日となったものの、畑中信司騎手に依頼しての一戦となりました。
レースはいつもの山口勲騎手とのコンビでユズチャンが好スタートからハナを取りきりレースを引っ張る形。プリンセスボーラーは2~4番手あたりでじっと前をにらむ形での競馬となります。2周目の向こう正面後半からプリンセスボーラーが進出を開始、ユズチャンのすぐ後ろでマークしていた馬が後退し、2番手に、さらにユズチャンにも接近しかかったところでユズチャンもスパートすると、またプリンセスボーラーとの差が広がる形で直線。ユズチャンとプリンセスボーラーのマッチレースとはならず、最後に少し差は詰まったものの1馬身差残してゴール。プリンセスボーラーは2着となりました。
このレースでは高知勢が2年連続の連対となりましたが、昨年に続いての優勝とはなりませんでした。
このレースの2着賞金は69万円、佐賀の賞金は7割換算となるため、プリンセスボーラーの番組賞金に48万3千円が加算されます。なお、今回の賞金加算でC2級から一気にB級へ昇級、リワードヘヴンを抜いて3歳馬の中では最上位の格付けとなりました。
プリンセスボーラー 番組賞金 822,000+(690,000×0.7=483,000)=1,305,000(次サイクルB級昇級)
なお、グランダムジャパン3歳シリーズのポイントは地方他地区の2着で9ポイントを獲得し、若草賞での1ポイントを加えて合計10ポイント。暫定トップのユズチャン(11ポイント)に次ぐ2位タイとなっています。対象レース2戦目での2着入りで表彰資格も得ることができましたが、果たして前年のクロスオーバーのように最後までシリーズの上位争いに加わることができるか、この先も楽しみです。