2023年9月5日、高知競馬令和5年度第11サイクルの9月4日時点の編成が高知けいば公式ウェブサイトから発表された。今サイクルはナイター開催で4日間で編成され、合計47競走が予定されている。
日数 | 開催日程 | 開催日 | 種別 | 競走数 |
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1日目 | 第7回第5日 | 2023年 9月 9日(土) | ナイター | 12 |
2日目 | 第7回第6日 | 2023年 9月10日(日) | ナイター | 12 |
3日目 | 第8回第1日 | 2023年 9月17日(日) | ナイター | 11 |
4日目 | 第8回第2日 | 2023年 9月18日(祝月) | ナイター | 12 |
なお、後半週は日・月(敬老の日)の開催となるのでご留意いただきたい。
距離設定
級 | 800 | 1300 | 1400 | 1600 | 1900 |
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A | 2~3組 AB混合 | 重賞 | |||
B | 1~3組 | ||||
C1 | 1~6組 C1C2混合 | ||||
C2 | 1~6組 C2C3混合 | ||||
C3上 | 1~5組 | ||||
C3下 | 6~11組 | ||||
3歳 | 1~10組 | ||||
2歳 | 新馬 | 準重賞 3~5組 |
今サイクルは重賞・新馬戦を除き級内で距離を変えているクラスはない。マイル戦はA級のみで1400m戦が多めとなっている。
メイン競走は「珊瑚冠賞」
第11サイクルのメイン競走は、9月18日(祝月)第7競走に予定されている重賞「第35回珊瑚冠賞」(3歳以上・1900m)。A級馬12頭が編成された。
春の同距離「二十四万石賞」を制したガルボマンボにとっては久々の得意距離であり、人気を背負いそう。2020年・2021年と連覇したスペルマロンは一時の不調を脱している気配もあり、1800m準重賞勝利の再来も。堅実なグッドヒューマーや距離延長がプラスになりそうなジョウショーリードあたりも人気は出そう。
準重賞
9月9日(土)の第5競走にはJRA認定競走である2歳準重賞「堆金菊特別」(2歳 1300m)が予定。2歳格付12頭が編成された。
初の2歳限定準重賞となる。門別認定新馬勝ちと高知1勝のリケアサブル、新馬他1勝のテイクノートとワンウォリアーをはじめ、1勝以上している馬が編成された。キャリア1戦から数戦こなしている馬と幅広く、未対戦という馬も多いため力量比較が難しいところ。
なお、JRA上級認定競走は高知競馬史上初であると思われる。
2歳新馬戦
9月10日(日)第1競走に「2歳新馬」(2歳新馬 800m)が予定されており、6頭が編成されている。能力検査で極端に走破時計が抜けている馬はいないため、能検後の成長がポイントとなりそうである。
その他の主な競走
9月9日(土)第11競走には「仲秋特別」(C2-1選抜馬 1300m)が予定されており、12頭が編成。軸的な期待を集めそうなのは転入からパーフェクト連対中のエターナルフレイムか。連勝中のノワールランスは選抜に入り脚が通用するかどうか。変わり身を見せたフェリスアローや堅実に走っているラブワンダーやダノンパペットあたりも人気を集めそうである。
9月10日(日)第10競走予定の「ダリア特別」(C3-1選抜馬 1400m)は、12頭が編成。単勝1番人気馬の連敗が8に伸びているが、中2週開けているまだ高知で負けのないカレンロマチェンコが出走すれば恐らくこれを背負うことになるだろう。同じ境遇はブリッツェンシチーなどにも当てはまる。田中 守厩舎が4頭編成されていたり、連闘になる馬がいるため、メンバーは多少流動的になりそうである。
9月10日(日)のメイン、第11競走には「宇佐大橋特別」(C1-1選抜馬 1400m)が予定されており、12頭が編成。実績はあるも前走で不覚を取って2着という馬が何頭かおり、それらが選抜で巻き返せるか否かというところがポイントとなりそうなメンバー構成となっている。
9月17日(日)第10競走予定の「五色の浜特別」(B-1選抜馬 1400m)は、12頭が編成。田中 守厩舎から編成の3頭の強力感があるが、これらをそのまま出してくるかどうかでも変わってきそうである。