(2024年 馬場状態 4/29まで) [良]8 [良→稍重]1 [稍重]6 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]16
高知馬遠征

水沢・第27回ダービーグランプリでクロスオーバー5着

11月24日、水沢競馬場で行われた重賞「第27回ダービーグランプリ」(地方全国交流競走)に高知競馬からクロスオーバー(別府真司厩舎/[金]畑中信司騎手騎乗)が出走。9月の佐賀重賞「ロータスクラウン賞」勝ちによる優先出走権を行使しての出走となりました。今回は南関東からの3頭など他地区の実績馬も多い中、12頭中単勝9番人気という評価となりました。

レースは序盤から持ち味の先行力を発揮してハナを取りきると、そのままレースを先導する形に持ち込みます。しかし2周目の3コーナーあたりで南関東のファイヤープリンス、ダンスパフォーマーの2頭が一気に進出を開始すると、後方につけていた同じく南関東からの1番人気ドラゴンエアルが捲くっていき、この3頭がクロスオーバーを交わして一気に先頭争いが前に移動。クロスオーバーは4番手に変わる形で直線を迎えます。
レースは抜け出したダンスパフォーマーを最後にドラゴンエアルが差しきって優勝。一方、クロスオーバーは最内のラチ沿いに進んで粘りこみを図り、金沢のケージーキンカメにはゴール前で交わされたものの5着入着となりました。

「ダービーグランプリ」への高知馬出走はこれまで1998年の第13回(当時は盛岡開催でダートグレード競走・GI)でカイヨウジパング(土居高知厩舎/北野真弘騎手鞍乗)が出走した1例しかなく、この時は6着だったため、今回が初の高知馬入着となりました。

本競走の5着賞金は40万円。岩手の賞金は50%換算となるため、クロスオーバーの番組賞金には20万円が加算されます。

クロスオーバー 番組賞金 5,395,000+(400,000×0.5=200,000)=5,595,000(A)

3月の「土佐春花賞」を最後に地元出走はないものの、コンスタントに交流重賞に出走し続け、その先行力でたびたび見せ場を作っているクロスオーバー。3歳にして31戦中15戦が重賞という特徴的な出走履歴になっていますが、既に12月上旬に船橋で行われる「第60回クイーン賞(JpnIII)」の地方他地区所属馬として選定されるなど、今後も各地での出走が見られそうです。

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