2023年12月2日(土)、3日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。競走数は当初編成どおり、2日が10レース制、3日は11レース制で開催される。
準重賞競走「キセキ賞」
19日のメイン競走である7Rの準重賞競走「JBC協会協賛 高知・佐賀スタリオンシリーズ キセキ賞」(3歳以上・1800m)は当初編成通りのA級馬12頭フルゲートで行われる。
年末の2400m重賞「高知県知事賞」に近い距離で行われる準重賞競走であり、そちらへの出走も見込んでいそうな馬も見られる。
A戦連勝中のヒカリオーソは以前の最上位戦では一歩遅れる結果が続いていたが、近走の充実ぶりは特筆感もある。別定戦で負担重量が1キロ多いがここをクリアすると実績馬だけに楽しみが増す。対抗視されそうなのが転入から2連勝のロードインファイトか。連勝は力の違いを見せた感もあり、約1か月ぶりながらあっさりも。
重賞・準重賞で好走続くダノンロイヤルや後半の伸びが目立つシートンあたりは1800への対応次第か。ナムラゴロフキンも力はありそうだが内枠での揉まれが影響しそう。
特別競走
3日のメインとなる10R「長沢の滝特別」(B-1選抜馬・1400m)は編成からナムラボスとコクシネルが回避し、10頭立て。前走が選抜の2~5着の4頭と前走B級1~4着馬に加え、C1格付けのトランセンデンスが格上挑戦する。
成績が安定しているのは近走選抜1着・2着となっている最内のダノンアレー。スリーヘリオスは前が早くなりそうな感もあり展開が向くことも十分考えられる。高知1400mは連対外がないアイファーキングズや大崩れはなさそうなキョシンタンカイも人気を集めそう。格上挑戦のトランセンデンスは力はあるものの初戦の1600mでギアチェンジがもたついた初戦よりも早い切り替えを見せられれば十分対応できそう。
今週の「一発逆転ファイナルレース」
今週は両日ともC3級下からの記者選抜で開催。
2日は最終が10Rとなる。C3-21記者選抜の1400m戦。編成通りの12頭。
ナイトフォールサン、オケイン、サムシンググレートの3頭以外は初めての記者選抜入り。アイランドガール以外は近4走以内に高知での入着があり、ヴァイタリティとホウオウジュレップは5走前に勝利。アイランドガールは門別での5走前に勝利している。ハナを狙う勢いの先行馬が多そうなメンバー構成だがどう転ぶか。
3日の11RはC3-22記者選抜の1400m戦。ホットポッド、プティステラ、ロマンチックタイムの3頭が回避し、20組のジュンシリアス、2日9組のデッドアヘッド、19組のカワチャンフェイスが移動して12頭フルゲートを維持した。
初の記者選抜は移動してきたカワチャンフェイスのみ。近5走入着なしが4頭おり、カワチャンフェイス以外は高知での勝ち星がまだないメンバーとなっており、なかなか難しいのでは。
騎手の騎乗状況
2日から期間限定騎乗を行う松井伸也騎手はいきなり同日3Rの準重賞「キセキ」賞からの騎乗となる。2日は4鞍、3日は7鞍の騎乗が予定されている。
また、負傷のため2週間騎乗がなかった岡 遼太郎騎手は2日の2Rから復帰。2日の騎乗は6鞍、3日は4鞍騎乗する。
一方、井上瑛太騎手は佐賀競馬での重賞に遠征する予定のため3日のみ高知の騎乗予定なしとなっている。