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高知けいばのマスコットキャラクター

初回投稿:2018.1.6 
更新:全般的に加筆修正

現在存在する13の地方競馬のうち、2019年11月に浦和競馬場のマスコット「ウラワール」が登場したことで、すべての地方競馬に独自のマスコットキャラクターが設けられています。川崎競馬の「カツマルくん」のように頻繁にぬいぐるみがファンプレゼントされたり、兵庫県競馬の「そのたん」「ひめたん」のように頻繁に場内グリーティングをして認知されているキャラクターがいたり、岩手競馬の「ハヤテくん」は漫画の神様と称された故手塚治虫氏が生前最後に手がけたものといったすごいエピソードを持つキャラクターもいたりします。

では、高知けいばのマスコットは?ということでご紹介したいと思いますが…素材が。

体育座りのマスコットキャラクター

高知けいばのロゴの横で三日月の上でいつもチョコンと体育座りしている黄色いメンコの馬のキャラクター。このマスコットキャラクターについては夜さ恋ナイターの開始に合わせて登場したことはわかるものの、公式サイトの過去のニュースリリースを探してみても紹介は見つからず、よって名前もわからず。

(ちなみにニュースリリースでの初登場は2009年6月30日付の「夜さ恋ナイター開幕記念プレゼントキャンペーン」なるリリース→こちら

現在高知けいばの印刷物や映像に出る唯一のキャラクターであり、マスコットとして認知されているのも基本的にこのキャラクターかと思われます。なお、実物として登場できないため、あくまで二次元の世界の存在です。

なお、このキャラクターについて高知県競馬組合にメールにて質問したところ、「夜さ恋ナイター」開始に合わせて「高知けいば」の新ロゴ文字とセットで使用を開始したもので、正式な名前は付いていないとの回答を頂きました。

競馬場への進入道路への看板にも

 悪天候でスタンド内で行われる式典の際バックに張られる幕にも

(2017年11月26日 永森大智騎手1500勝達成表彰式より)

いつもロゴの横にちょこんと体育座りという慎ましやかな姿でなんとなく哀愁を感じさせるようなたたずまいを見せています。が、イラストはこの体育座りの1パターンしか存在しないのかと思いきや、

思いっきり笑ろとるで…(笑)。場内で飲食屋台が多数出るイベントが行われる際に有料入場者へ配られることのある割引チケットには笑って立っている姿が描かれています。はじめて見たときはちょっとびっくりしました。その後2020年の新型コロナウイルス感染拡大防止の呼びかけのためのイラストにさまざまな振舞いで登場しており、新しいイラストは現在でも起こせるようです。

高知競馬場マスコットキャラクター「ババ丸」&「ま子」

左から「ババ丸」、ばんえい帯広競馬のマスコット「リッキー」、高知競馬場イベントMC(当時)岡林綾乃さん、PRイベントで来場していた帯広競馬場の方、オッズパークのマスコットでもある「マキバオー」、「ま子」

これはレース中継におけるパドック開始前のアイキャッチで流れていたもの。2017年11月25日の開催時にばんえい競馬のPRイベントが行われており、どうやらその時に撮られた様子。この日は本場にいたのに…(マキバオーの登場は予告されてたが、他のキャラも登場とは知らず)。なぜこの画像なのかは後述。

高知競馬場のキャラクターとして1992年に登場したのが「ババ丸」。競馬場のイメージアップにとまずキャラクターが作られ、名前は一般公募されこの名が付いたそうです(以上オッズパーク配信の「OddsParkClub vol.32」より)。現場に登場するときは「BABA」の字と蹄鉄(丸)をあしらったしゃれを効かせた騎手スタイルで登場。一方、

冒険家スタイル?入口の片隅に置かれていた台(※現在は撤去されています(2018.5時点))。

現地登場とは違う赤地騎手服の騎手スタイル。このお知らせ、ほぼ毎日場外発売をやってる今となってはあまり意味を成してない気もするが…(2017.12.30、これも2018.5時点で撤去されています)。

と思ったら、はじめて高知本場に行った2012年9月14日に3階の投票所そばで撮った画像はこうなってる。ということは、さっきのは直し忘れか(これも撤去済)。

裸(!?)。これだと馬っぽく見える。しっぽあるんだ…。これは出馬表入れの棚に描かれているもの。

ペットマーク的な顔だけバージョン。これも出馬表入れの棚。

ということで、ババ丸は競馬場のマスコットキャラクターらしく、昔からある場内掲示や、あとは馬場整備の車などにもイラストステッカーが貼られており、イラストは場内でちょこちょこ見ることができました。また、現在は撤去されていますが、かつては入口すぐの公園にババ丸をモチーフにした巨大な「ふわふわ遊具」もあったそう。

一方、ま子の方は後からババ丸のガールフレンドとして登場したそうですが、こちらは場内掲示等に使われておらず、現地登場のみ。…ま子の「ま」は「馬」の読みから?

最初の画像のようにババ丸&ま子は現地登場することができるのですが、本場に登場することは本当に極めて稀も稀。ネット上で2000年代ヒトけた頃の高知競馬の様子が画像で上がっているのを見ると、かつてはスタンド前ステージで行われるセレモニーにも揃って登場していたようなのですが、2010年代に入るとセレモニーに登場することは皆無となり、非開催日の場外発売のイベントで現れたり、本場の外で高知けいば代表として登場することの方が主でした(そういった登場機会も稀でしたが…)。よって素材が全くなく、ネット中継のアイキャッチしかない状態。果たして実物に会うことができるのだろうか。

…と思ってたらババ丸には遭遇しました。2018年6月17日に行われた「高知けいばの楽しみ方教室」にて登場が予告され、実際に現れました。当然しゃべりません。記念撮影のモデルとして愛嬌を振りまいてましたが・・・暑いそうです(何がw)。

2020年代に入って高知競馬場のスタンド改修等が進むにつれ、掲示物としての登場もなくなっており、現在は昔から残る出馬表入れにイラストがごく少数残っている程度になっています。

旧公式サイト「Ryoma Derby」マスコットキャラクター
「りょうま・半平太・おりょう」

「競馬を愛する心は誰にも負けない、『RyomaDerby』の頼れるヒーロー!」りょうま。

(左)「超マジメな競馬マニア。『RyomaDerby』の物知り博士!」半平太。
(右)「かわいくてちょっぴりセクシー。『RyomaDerby』のアイドル!」おりょう。

三人揃って…。

(キャッチフレーズは公式サイト開設時のPRポスターに記されていたものです)

2000年11月1日に開設された高知けいばの公式サイト「RyomaDerby」。地方競馬主催者の中で高知けいばのインターネットへの進出はかなり早かったとされ(なので単純な「keiba.or.jp」というドメインが取得できた?)、当時はこのサイトを通じて黎明期の画質ながら現在のNARからの配信と同じ内容の全レースのライブ配信が行われていたほか、ファン向けの競馬講座や掲示板、多種多様な各種コラム、クリップ動画の配信が行われていたようです。

そのサイトで各種コンテンツの案内役的な形で登場していたのがこの3人のキャラクター。いかにも高知らしく、坂本龍馬とそれにまつわる人物の名前がそのまま使われ、コンテンツ紹介のFlashアニメには各キャラクターの声までつけてあるほどでした。しかし、2008年9月に公式サイトが大幅にリニューアルされて掲示板の集合体のような形式へ簡略化されたことで、このキャラクター達の出番はなくなってしまい、旧デザインから引き継がれたトップページのタイトル画像やドメイン名に直接アクセスしたときに流れるオープニングアニメでわずかに残るだけとなってしまっていました。

それらが唐突に本場で甦ったのが2016年ごろ。公式サイト簡略化の原因であったであろう経営危機から抜け出し、施設の改善が進む中で、場内のゴミ箱が分別タイプの物に交換された際、「RyomaDerby」のキャラクター達がそこにあしらわれたのでした。ネットの世界から現実の本場へ移り、新たな活躍(?)をはじめています。

なお、2021年4月には約12年半ぶりとなる公式サイトのリニューアルによって、トップページに残っていたキャラクターのイラストやオープニングFlashアニメも姿を消し、「RyomaDerby」という愛称もなくなりました。ただ、コンテンツの配置の関係で一部旧デザインが残っている部分があり、そこにわずかに残っている状態となっています。

調べると意外に深いな…。そんな高知けいばのマスコットキャラクターでした。

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