2023年11月4日(土)、5日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。競走数は当初編成どおり、両日とも12レース制で開催される。
重賞競走「黒潮マイルチャンピオンシップ」
21日のメイン競走である7Rの重賞競走「日刊スポーツ杯 第19回黒潮マイルチャンピオンシップ」(3歳以上・1600m)は当初編成からジョウショーリードが回避し、2組のジョウショーモードが繰り上がって11頭フルゲートとなった。
先々週の準重賞「レッドファルクス賞」から上位5頭を含む6頭が再戦する。地元では6連勝中のアポロティアモはタフな良馬場となった前走は5着まで0.5秒差に詰められる辛勝。続いて鞍上を務める吉原寛人騎手は前走のインタビューで得意でない馬場と認めていただけに、距離延長となる今回は馬場状態が鍵になりそうな感もある。
一方ダノンロイヤルは地元最上位戦4連続2着と惜しい競馬が続くが、アポロティアモにあと一歩と迫った前走は光明。スペルマロンを多田羅誠也騎手に預けて畑中信司騎手が続戦するあたりも本気度が伺える。
3番手以下も差しに威力を持つ馬がずらりと並んでおり、乾き馬場であれば波乱の要素は十分あり得そうなメンバーとなった。
特別競走
4日のメインとなる11R「伊与木川特別」(B-1選抜馬・1600m)は編成からダノンアレー、マイネルユキツバキ、パスポートチェック、メイソンジュニアが回避し、3組のマテラサンオウが繰り上がって8頭立てとなった。前回選抜2、3着と前走1~3着馬で争われる。
近走から堅実そうなのはコスモサルムとラインメッセージか。人気を集めそうなキョシンタンカイは2か月半の休養明けがポイント。ミニョンは初の高知マイルに対応できるかどうか。マイル戦の成績が良いダノンハイパワーも気がかりなところ。
今週の「一発逆転ファイナルレース」
今週は両日ともC3級下からの記者選抜で開催。
4日の12RはC3-23記者選抜の1400m戦。編成通りの12頭で5歳のアイリスクォーツ以外は3歳馬となった。
9頭が初めての記者選抜入りだが、1頭を除き3走以内に入着がある。相手に恵まれず着が大きくなったような馬も見受けられ、そのあたりが人気になるのかどうか。
5日の12RはC3-24記者選抜の1400m戦。こちらは編成からホーリーインパクトが回避となったが、4日8組のサウザンパンチが移動し12頭フルゲートを維持した。
初の記者選抜は4頭。カフェティアラとイサチルダイチ(当時岩手)は5走前に勝利。一方、近5走入着なしも2頭いる。前に行きたそうな馬が多く見えるメンバー構成だが、差しの実績馬はやや少ない構成。馬場次第では思いがけない方向に転ぶかも。
騎手の騎乗状況
5日の「黒潮マイルチャンピオンシップ」でアポロティアモに騎乗する金沢の吉原寛人騎手は6Rと10Rの2鞍でエキストラ騎乗も行う。