2023年9月7日、園田競馬場で行われた「2023ヤングジョッキーズシリーズ トライアルラウンド園田」に、高知けいばから岡 遼太郎騎手と阿部基嗣騎手が出場。岡騎手が第1戦で3着に入るなどポイントを加点し、ファイナルラウンド進出圏内の地方競馬西日本地区4位を確保、一方、阿部基嗣騎手は今回でラウンド参加は終了となり、ファイナルラウンド進出はならなかった。
第1戦(3歳以上C3登録馬・1400m・曇・良)で岡騎手は単勝10番人気のアモールファティ(牝4・保利良平厩舎)に騎乗。中団の内から3コーナー過ぎで仕掛け、4コーナーで外に出すと3番手に浮上、4着とクビ差も粘り込んで3着となり15ポイントを加算。
一方阿部騎手が騎乗した11番人気のメイショウバイラン(牝6・尾原 強厩舎)は、後方の競馬となり追走のまま10着でのゴールで1ポイント加算に留まった。1着は単勝1番人気で山本屋太三騎手(兵庫)騎乗のトーアセレーネ(牝8・中塚 猛厩舎)。
続く第2戦(3歳以上C2登録馬・1400m・曇・良)。岡騎手は単勝7番人気のカールグリン(牝5・溝橋利喜夫厩舎)、阿部騎手は11番人気のナムラキティー(牝6・尾原 強厩舎)に騎乗。カールグリンはハナ、ナムラキティーは好位内につけたものの、3コーナー過ぎで共に後退。ナムラキティーが10着、カールグリンは12着に終わり、両騎手とも1ポイントの加算に留まった。1着は単勝3番人気だった兼子千央騎手(金沢)騎乗のロードヴォラーレ(セン8・保利良平厩舎)。
トライアルラウンド西日本地区の暫定順位は岡騎手が16ポイントの加算で43ポイントとなって変わらずの4位。阿部騎手は今回が最後の参戦で13ポイント。暫定13位でファイナル進出の可能性は無くなった。1位は濱尚美騎手の72ポイント。2位の大畑慧悟騎手(名古屋)が45ポイントで変わらず。山本屋太三騎手も45ポイントとなったが成績の関係で3位に。なお、山本屋騎手も園田が最後の参戦となる。
トライアルラウンドは成績上位4戦の合計得点で争われるため、4戦を終了した岡騎手の43ポイントは確定となる。なお、残る1レース(9月21日の名古屋ラウンド)でここまでの最低成績である12着(1ポイント)を上回る9着以上の成績を挙げた場合はさらに加点される。
トライアルラウンド西日本地区への高知けいば所属騎手の次回出場は、9月21日の名古屋ラウンドで、濱 尚美騎手が2戦、岡 遼太郎騎手が1戦騎乗する予定となっている。
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