(2024年 馬場状態 4/14まで) [良]8 [稍重]6 [重]13 [不良→重]1 [重→不良]1 [不良]13
レースライナー

[園田・第61回六甲盃]グリードパルフェ勝利!

2023年6月1日、園田競馬場で行われた重賞競走「第61回六甲盃(重賞I)」(4歳以上登録馬2400m、曇・稍重・出走頭数12頭)に、高知けいばからグリードパルフェ(牡7・田中 守厩舎)が赤岡修次騎手の騎乗で出走。2周目3コーナー過ぎから続いた兵庫・ラッキードリームとの長いマッチレースを制し勝ち時計2分44秒6で優勝。1着賞金900万円を獲得した。高知けいば所属馬が本競走を勝利したのは初となる。

2着はアタマ差で1番人気の兵庫・ラッキードリーム。3着には3番人気の佐賀・ヒストリーメイカーが入った。

なお、期間限定騎乗中の濱 尚美騎手は兵庫・チェスナットコートに騎乗し11着で入線した。

グリードパルフェ号(2022.12.31「第53回高知県知事賞」にて撮影)

昨年の兵庫移籍以降、重賞3勝含め地元では負けなしの兵庫・ラッキードリームが単勝1番人気の2.0倍、3月の佐賀「第20回はがくれ大賞典」を優勝し、前走の笠松「第32回オグリキャップ記念(SPI)」2着と長距離戦で好走が続いたグリードパルフェは3.1倍の2番人気に支持され、元JRAオープンの実績馬である佐賀・ヒストリーメイカーはやや離された6.9倍の3番人気となった。

序盤は兵庫・アキュートガールが先行し、グリードパルフェはラッキードリームをマークする形で外の5~6番手の位置に。1周目後半から流れが落ち着き長距離戦らしく淡々とした流れとなる。
2周目のゴール板付近からグリードパルフェが仕掛け、ラッキードリームの前に出たところからレースが動く。位置を上げる上位人気2頭が2周目3コーナー前で先行勢を捉えると、あと後続を突き放すマッチレースの様相に。3~4コーナーでは一旦ラッキードリームが少し前に出るも、しかし先んじたグリードパルフェは直線で末脚を発揮し、僅差前へ。ラッキードリームの長い追撃を最後まで振り切りアタマ差でレースを制した。

グリードパルフェは父トビーズコーナー、母エムオーフィーバー(母父メジロマックイーン)という血統で北海道浦河町の大道牧場の生産。馬主は酒井孝敏氏。2018年ホッカイドウ競馬でデビュー後、船橋、川崎を経て2021年より高知に在籍。重賞勝利は2023年「第20回はがくれ大賞典」(佐賀)以来の3勝目で、通算成績は地方56戦10勝。総収得賞金は地方1億54万円となり、地方競馬のみで収得賞金1億円を突破した。

騎乗した赤岡修次騎手は今年初の遠征重賞勝利。園田競馬場では2020年「第54回楠賞(重賞I)」で船橋所属のサロルンで優勝して以来の重賞勝ち。また、高知所属馬での勝利はサクラシャイニーで制した2015年「第5回園田FCスプリント(重賞II)」以来。

なお、グリードパルフェの高知けいばでの番組賞金は、兵庫の競走として7割換算された630万円が加算され5,119万円となる。

(NAR「地方競馬情報サイト」掲載レース結果→こちら

※2023.6.11 戦績の記述に誤りがあり訂正しました。

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