「平成28年度高知競馬賞金諸手当支給要項」の改定が発表されました。平成28年11月24日に平成28年12月3日以降適用となる改定、また平成28年12月7日に平成28年12月12日以降適用となる改定が発表されていますので、まとめてご紹介します。
~平成28年12月3日以降適用分~
・「冬季ナイター手当」の改定
今年度より調教師、騎手、厩務員に対して12~2月の19時以降の競走に出走する馬に携わる場合、「冬季ナイター手当」が支給されることになっていましたが、実施直前になって金額が当初発表より引き上げました。
調教師:管理馬出走1頭につき 500円→1,000円
騎 手:1騎乗につき 500円→1,000円
厩務員:担当馬出走1頭につき 200円→500円
担当馬の引き馬1頭につき 300円→500円
~平成28年12月12日以降適用分~
・本賞金の改定
日程の関係で実際は12月18日(日)の開催からの適用となりますが、本賞金が大きく引き上げられることとなりました。
古馬重賞 120万円→200万円 うち高知県知事賞 180万円→260万円
(黒船賞は変更なし)
3歳重賞 100万円→160万円
2歳重賞 80万円→140万円
古馬準重賞 50万円→100万円
B級以下準重賞 40万円→80万円
牝馬準重賞 40万円→80万円
3歳準重賞 40万円(開催終了)
A特別 32万円→70万円 A普通 28万円→60万円 A二走目 24万円
B特別 28万円→60万円 B普通 24万円→50万円 B二走目 20万円
C1特別 24万円→50万円 C1普通 20万円→40万円 C1二走目 16万円
C2特別 20万円→40万円 C2普通 16万円→30万円 C2二走目 14万円
C3特別 16万円→30万円 C3普通 14万円→20万円 C3二走目 12万円
3歳特別 16万円→30万円 3歳普通 14万円→20万円 3歳二走目 12万円
2歳新馬 50万円(開催終了)2歳特別 (設定なし)→30万円 2歳普通 14万円→20万円
2歳二走目 12万円
※級混合戦は上位級の賞金体系を適用。
条件によっては一気に倍以上となる引き上げとなっており、これにはネット上でも驚く書き込みがいくつもみられました。古馬重賞が1着200万円となるのは高知県知事賞を含めても2002年以来となります。最低迷期には重賞の賞金だった額が上級の普通競走で設定できる状況にまで回復したことには、低迷期の期間を見ていた時期が長いファンほど感慨深いものがあるのではないでしょうか。
一方、二走目については賞金が据え置きとなっています。上級に行けば行くほど格差が大きく、旨みが乏しくなっただけに、どのクラスでも連闘が常識だった使われ方にも多少なりの変化が出てくる(あるいは変化を促している?)設定になっているのかもしれません。
・調教師賞、騎手賞、きゅう務員賞の改定
また、管理馬・騎乗馬・担当馬の勝利、3着までの入着に対して贈られる調教師賞・騎手賞・きゅう務員賞も合わせて本賞金と同日から引き上げが行われ、これまでの倍となっています。(3賞とも額は同じ、黒船賞は別設定で変更はありません)
1着 2,000円→4,000円
2着 1,000円→2,000円
3着 500円→1,000円