2023年12月9日(土)、10日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。競走数は当初編成どおり、両日とも12レース制で開催される。
なお、今週は重賞競走、準重賞競走の設定はない。
特別競走
9日のメイン11R「大雪特別」(C2-1選抜馬・1400m)は編成からコパノスタンリーが回避し11頭立てとなった。前回選抜3着のシャープレシオが居残り、これに前走1~3着馬が選抜されている。
馬柱が目立つのは転入から2連勝中の好位差しベルルークザンダー。これに選抜居残りで末脚堅実なシャープレシオも注目されそう。続く馬が混戦感あるか。
10日の10Rは「キバナアマ特別」(C3-1選抜馬・1300m)。編成からプロテア、スヴニールデジール、スズカゴーディーの3頭が回避した9頭立て。前回選抜3着のグレートヒエンが居残り、残る8頭は全て前走1着馬というレースとなった。
初の選抜戦となるサトノフェイバーは実績からもまずは人気に推されそうだが、3歳馬のグレートヒエン、フリーウィーリング、ディヴァーザウェイなどが好内容で上がってきており、上位混戦感のような感もある。
10日のメイン競走となる11R「星ヶ丘公園特別」(C1-1選抜馬・1400m)は編成からドウドウキリシマとカネコメアサヒが回避し10頭立てとなった。前回選抜2着のオンストロンと4着モズダッシュスターが居残り、前走2~3着馬が加わったメンバーに。C1格付けの前走勝馬が来週の準重賞に回ったり昇級したため不在となり、前走成績ではやや小粒感があるメンバーとなった。
昇級初戦の前走で連勝が4で止まったヴォルケニックだが、一杯という感はなく選抜となっても人気には推されそう。選抜居残りのオンストロンとモズダッシュスターも前走は同様の感があり、巻き返しは十分にも。これに展開が向いた時のジュウワンマックスの末脚が魅力か。
今週の「一発逆転ファイナルレース」
今サイクルの記者選抜戦はC3級上とC1級からの選抜で行われる。
9日は12Rに組まれ、C3-7記者選抜の1400m戦。編成どおりの12頭フルゲート。
初記者選抜はディナミーデンのみ。近5走以内に2もしくは3着がある馬が8頭いる反面、1頭は近5走に入着がない。脚質がはっきりした馬が何頭か見られるため展開次第でそのあたりが絡んでくるかどうか。
10日も12Rに組まれており、C1-6記者選抜の1400m戦。こちらも回避無しの12頭フルゲート。
初記者選抜はダークオブザナイト、アバンダンス、ラスティユース、アイルビーメジャー、キゾクの5頭。全馬近3走以内に入着があり、実に9頭が3着以内あり。
転入間もない記者選抜入りながら馬柱の見栄えが良い馬がいたり、記者選抜との相性が良い馬もいるなど、どこで評価するかが見る人によって変わりそうなメンバーとなっている。
騎手の騎乗状況
長尾翼玖騎手は9日で期間限定騎乗が終了する。最終日は5鞍に騎乗し、「一発逆転ファイナルレース」が最終騎乗となる予定。