(2024年 馬場状態 11/17まで) [良]18 [稍重→良]1 [良→稍重]1 [良→稍重→重]1 [稍重]19 [稍重→重]1 [重]19 [不良→重]1 [重→不良]2 [不良]33
レースライナー

令和5年度第7サイクル編成発表

2023年7月4日、高知競馬令和5年度第7サイクルの7月3日時点の編成が高知けいば公式ウェブサイトから発表された。今サイクルはナイター開催で4日間で編成され、合計46競走が予定されている。

なお、後半週は日・月(海の日)の開催となるのでご留意いただきたい。

日数開催日程開催日種別競走数
1日目第5回第1日2023年 7月 8日(土)ナイター11
2日目第5回第2日2023年 7月 9日(日)ナイター12
3日目第5回第3日2023年 7月16日(日)ナイター12
4日目第5回第4日2023年 7月17日(祝月)ナイター11

メイン競走は「トレノ賞」

第7サイクルのメイン競走は、7月16日(土)第7競走に予定されている夏のスプリント重賞競走「第20回トレノ賞」(3歳以上 1400m)。A級馬12頭が編成された。

重賞・準重賞連勝で勢いに乗った感のあるアポロティアモをはじめ、休養明けを勝利したグッドヒューマーや、同距離の準重賞ではなくこちらを選んだ牝馬サノハニーなど目立つメンバーがエントリー。一方、前走は鮮やかな差し切り勝ちを見せた2年前の覇者スペルマロン、1300m戦は1年ぶりとなるガルボマンボ、前走で思わぬ敗北を喫し1300mはキャリア最短距離となるモダスオペランディといったこの距離で果たして?というビッグネームも名を連ねている。最終的にどのようなメンバーになるのか興味深い。

夏の牝馬準重賞「ヴェガ特別」

7月8日(土)の第4競走に予定されているのは準重賞「グランディールレディスシリーズ ヴェガ特別」(3歳以上牝馬 1300m)。牝馬のA級馬6頭、B級馬1頭、C1級以下5頭が編成された。

レディスシリーズに勝利したことがあるのはコパノフランシス(2023年1月ベラトリックス特別)、カナデルスター(2022年スピカ特別)の2頭。ブルーカルセドニーやジョウショーリードといった牡牝混合の自己条件でも好走する面々に対し、下級からも活きのいい牝馬がエントリー。最大2キロの斤量差で波乱が起こるか注目される。

ヤングジョッキーズシリーズ トライアルラウンド高知

7月17日(祝月)第2・4競走で行われる中央・地方若手騎手交流競走「ヤングジョッキーズシリーズ トライアルラウンド高知」(C3級下選定馬 1400m)は4歳以上のC3級下格付馬の中から選定された馬によって2競走が編成された。
高知けいばの騎手交流競走は、登録制や賞金順ではなく、指定クラス内にいる馬から選定される方式となっているが、2競走の編成馬中近5走で勝利がある馬は1頭だけという構成からも、基本的には記者選抜戦のような雰囲気が漂う。

2歳新馬戦

7月9日(日)第1競走に「2歳新馬」(2歳新馬 800m)が予定されており、9頭が編成されている。このうち、シンギングユキナとヤマワラウの2頭は過去の新馬戦で出走取消となっており、仕切り直しとなる。

2歳既走馬戦は距離が2つ

7月8日(日)に予定されている2歳の既走馬による競走は今年初めて複数の競走が組まれたが、2組が1300m戦、3組が800m戦と距離が分けられ、2組は8頭、3組は6頭が編成された。通常と異なり番組賞金順となっておらず、組間の頭数が不均衡になっているため通常と異なる編成が行われた可能性がある。
ちなみに、過去にも2歳既走馬戦の距離を組によって変えたケースはあり、直近では2020年に実施されている。

なお、このサイクルでは転入馬も編成されており、2組リケアサブル、3組フリアンディーズは共に北海道からの転入である。

C3級下800m戦とマイル戦

夏季に1サイクルだけ行われる2歳以外の800m戦がこのサイクルではC3級下で組まれており、16日(日)は3競走(9~11組)、17日(祝月)は1競走(12組)が組まれている。

800m戦の一例(C3-9)

一方、第3サイクル以来となるC3級下のマイル戦が今回8頭で編成された。希望が揃えば編成されることから、800mを避ける形でこちらを選んだのか、1600mを望んだのか、各陣営の思惑は様々であろうが、それらが交錯した末実現した感がある。
なお、昨年JRAから高知への移籍が発表され話題を呼んでいたサトノフェイバーがこの競走に編成された。今年3月に1度編成された際は回避しており、今回は出走となるのか注目される。

その他の主な競走

7月8日(土)第10競走には「小暑特別」(C2-1選抜馬 1400m)が予定されており、12頭が編成。うち3頭を占める田中 守厩舎勢が目立つところ。

7月9日(日)第10競走予定の「スイレン特別」(C3-1選抜馬 1400m)も、12頭が編成。転入から無傷かつ常に2着以下を引き離しての3連勝を飾ったサクラカレントが選抜戦初登場。相手強化をはねのけるか否か。

7月9日(日)のメイン競走は第11競走予定の「安和海岸特別」(C1-1選抜馬 1300m)。打越厩舎が4頭も編成されているが、近走の活躍馬も複数編成されており、波乱の可能性も秘めた構成となっている。

7月17日(祝月)の第10競走には「新荘川特別」(B-1選抜馬 1300m)が予定。マイネルユキツバキ、ヘルシャフトと先日のB級以下準重賞「仁淀川特別」の1、2着馬が並ぶ形となった。すわ両馬の再戦かといったところであるが、勢いのあるテンチシンメイやコクシネル、復調感有るシアーラインなど実力馬も複数いて、割って入る馬がいるのかどうか。

なお、マイネルユキツバキは今回はB級昇級初戦で本来は選抜されないところ、前走の「仁淀川特別」(B-1相当)がC1格付けから格上挑戦して勝利した形となったことから、番組編成要領にある「格上挑戦1着馬の次走は格上挑戦先の級の最上位戦へ編成」の規定が適用されたものと思われる。

なお、7月17日(祝月)第3競走予定の「JRA交流競走 よさこい盃」(高知3歳C3以下/JRA3歳未勝利 1400m)は、現時点では高知所属馬のみが発表されており、JRA出走予定馬の発表は7月9日(日)となっている。

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