2023年6月24日(土)、25日(日)の高知けいばの出馬表が発表された。当初編成どおり、両日とも11レースが開催される。
今週は重賞競走・準重賞競走は組まれていない。
2歳新馬戦
25日(日)の第1競走に今年3戦目となる2歳新馬戦が組まれた。当初編成からアルク、ヤマワラウの2頭が回避し6頭立てで行われる。能力検査で好時計をマークした馬もおり、その中でもイロメガネは全兄に今年のJRA中山「第25回中山グランドジャンプ(J・GI)」を制覇したばかりのイロゴトシを持つという血統背景。兄に続いて高知で活躍馬となれるか、注目の一頭といえる。
特別競走
24日(土)の「夏至特別」(C2-1選抜馬・1600m)は当初編成からヴィクトリアダンス、ハヌマーンの2頭がが回避し、9頭立てとなった。
前回のC2選抜から2着ノクターナリティ、3着コスモサルムが残留し、選抜入り7頭も全て前回3着以内の馬で構成。好走続くミーハディビーナや一時は記者選抜を走りながら上昇傾向のホワイトレッグス、また降級からの巻き返しを見せる11歳馬ハーツジュニアなど上位が伺える馬が控えている。
例年通り、新馬戦出走後の2歳馬による2歳戦は特別競走として行われる模様である。
25日(日)の第2競走「キグナス特別」(2歳-2・800m)は当初編成からエールドシャルム、リワードシデンが回避し、5頭立てとなった。前サイクルの2歳新馬戦の勝ち馬、テイクノートとファルビーンズがさっそく直接対決となる。
25日(日)の第9競走「ヒメユリ特別」(C3-1選抜馬・1300m)は、シャープレシオとシゲルハクチョウザが回避し10頭でのレース。前回選抜残留は3着のケーリエールのみで、残る9頭が選抜入りとなった。
転入初戦から無傷の3連勝中マティアスに注目が集まりそう。先行馬の多いメンバー構成となっており、馬場傾向や展開での紛れも一考か。
25日(日)のメイン競走、「双名島特別」(C1-1選抜馬・1400m)は当初編成からニシノキントウンが回避となり11頭。
全馬前走は3着以内。前々回選抜3着のハイプリーステスと前回選抜3着のキョシンタンカイが残留。C2選抜勝ちから4連続連対中のシンギングロードや転入2戦いずれも好走のキープイットシンポが目立つが、転入初戦にホウオウジャッジを破ったフィードバックも人気になりそう。他にも好走時のイメージが湧く馬が揃っている。
今週の「一発逆転ファイナルレース」
6月17日(土)は今サイクル最下組となるC3-7記者選抜の1300m戦。編成から回避なく12頭フルゲート。近2走は一息ながら、3走前以前には2~3着があった馬が多い。初記者選抜が4頭いる一方、メイショウウキグモは過去記者選抜を2勝している。
6月18日(日)はC1-5記者選抜の1400m戦。編成からロードグリュックが回避したが2組からチアフルローズが移りこの日唯一の12頭立てとなった。初記者選抜は5頭。各馬の近走勝ち馬が強かったこともあり、着が大きくなっている面もあるため、力量比較は少し深めに眺める必要もありそうだ。
騎手の騎乗状況
6月18日(日)の全ての騎乗予定が疾病のため騎乗変更となった倉兼育康騎手は、今週は当初から騎乗予定が入っていない。