2020(令和2)年12月10日に2020年12月7日付けとして「令和2年度 高知競馬賞金諸手当支給要項」の一部改正が発表されました。(適用:2020年12月7日)
今回は各項目で変更が行われており、大半の競走の賞金及び手当の増額が行われています。
「1.馬主に対するもの」の変更点
(1)賞金
改正適用日以降の大半の競走の賞金が増額されました。2着以降の賞金も引き続き「180方式」に従い合わせて増額されています(1着:100、2着35、3着20、4着15、5着10。ほか重賞・準重賞は着外賞金5%)。なお、「黒船賞」については着外賞金のみ増額されています。なお、すべての二走目戦と当面開催のない2歳新馬戦(100万円)、9月まで行われていた2歳の賞金順の特別競走(70万円)は変更されていません。
今回、特別競走については「選抜によるもの」と「番組賞金によるもの」に分けられており、選抜戦の1着賞金の方がさらに10万円上乗せされています。番組賞金による編成の特別競走は4月と10月の番組賞金起算日変更に伴う編成替え直後のみ行われるため、今年度中は実施されないものと思われます。(←追記:2021.1.9のA級戦で小頭数となったために選抜を行わず賞金順で組み分けした事例が起きました。これを見越したものだったのでしょうか…)
(変更分のみ記載)
「高知県知事賞」 1着1,000万円→1,200万円
古馬重賞 1着400万円→600万円(「大高坂賞」「黒潮スプリンターズカップ」「だるま夕日賞」「御厨人窟賞」)
3歳重賞 1着300万円→500万円(「土佐春花賞」)
2歳重賞 1着300万円→500万円(「金の鞍賞」)
「黒船賞(JpnIII)」着外賞金42万円→50万円
オープン準重賞 1着160万円→200万円(「長浜特別」)
条件準重賞 1着120万円→160万円(「初夢特別」「ベラトリックス特別」「土佐水木特別」)
特別競走 選抜戦
A級90万円→120万円
B級80万円→110万円
C1級70万円→90万円
C2級60万円→80万円
C3級50万円→70万円
3歳50万円→70万円
2歳70万円→80万円
特別競走 賞金順
A級90万円→110万円
B級80万円→100万円
C1級70万円→80万円
C2級60万円→70万円
C3級50万円→60万円
3歳50万円→60万円
普通競走
A級80万円→100万円
B級70万円→90万円
C1級60万円→70万円
C2級50万円→60万円
C3級40万円→50万円
3歳40万円→50万円
2歳50万円→60万円
(2クラス混合戦は上位級の賞金を適用)
(2)出走手当
一走目について全競走で増額が行われたのに合わせ、2区分から3区分に変更されています。なお、二走目は引き続き3万5千円で変更されていません。
重賞・準重賞・A級9万円→11万円
B級9万円→10万円
C級・3歳・2歳8万円→9万円
「2.調教師に対するもの」の変更点
(1)調教師賞として管理馬が3着以内に入った際の賞金が「実施要領などで定めない競走」について増額となっています。
1着1万円→2万円
2着3千円→6千円
3着1千円→2千円
(2)調教管理手当のうち「実施要領などで定めない競走」について、9千円から1万円に増額されています。
「3.騎手に対するもの」の変更点
(1)騎手賞として騎乗馬が3着以内に入った際の賞金が「実施要領などで定めない競走」について増額となっています。
1着1万円→2万円
2着3千円→6千円
3着1千円→2千円
(2)騎乗手当のうち、「実施要領などで定めない競走」が9千円から1万円に増額されています。
「4.きゅう務員に対するもの」の変更点
(1)きゅう務員賞として調教師の届出による担当馬が3着以内に入った際の賞金が「実施要領などで定めない競走」について増額となっています。
1着1万円→2万円
2着3千円→6千円
3着1千円→2千円
(5)きゅう務手当が「実施要領で別途定めない競走」について、4千円から5千円に増額されています。