(2025年度 馬場状態 3/25まで) [良]35 [良→稍重]1 [稍重]25 [稍重→重]2 [重]19 [不良→重]1 [不良]23
レース編成・編成要領レースライナー

令和8年度高知競馬番組編成要領より

2026年3月29日に「令和8年度高知競馬番組編成要領」が発表されました。(2026年3月28日から適用)

2026年度は賞金の増額、別定重量設定の変更、2歳の能力検査の設定変更などが行われます。

例によって、旧要領と照らし合わせながら2026年度の要領の変更点を見ていきます。

番組編成要領

「4.番組賞金」について

  • 起点日から過去2年の獲得賞金を起点にする方式は同じですが、番組賞金の算出対象期間については、本年度も夏季に1か月の長期休催が実施されることに伴い、年度途中に実施する番組賞金算定起点日の変更が9月となっており、長期休催明けで編成替えとなります。((1)(ア))

「5.二歳及び三歳馬の取扱い」について

2025年の3歳戦の実施は9月27日までと規定されています((4))。このため、10月の開催から3歳格付馬は全馬一般格C3級下に編入されます。番組賞金とは異なり、休催期間の影響は受けず従来通りの取扱いとなっています。

「6.番組の編成について」の変更点

  • 年間サイクル数は、昨年と同じ年間29サイクルです((1))。
  • 競走馬の級区分については下記の通りC1級とC2級の境界のみが改められました((4))。
一般 A 1100超 1100超
B 700超~1100以下 700超~1100以下
C1 440超~ 700以下 460超~ 700以下
C2 300超~ 440以下 300超~ 460以下
C3上 200超~ 300以下 200超~ 300以下
C3下 200以下 200以下
3歳 100未満の三歳馬 100未満の三歳馬
2歳 100未満の二歳馬 100未満の二歳馬
(単位:万円)
  • 各競走における同一厩舎の編成頭数は競走全体の40%以内(例:12頭編成の競走なら12×0.4=4.8→4頭まで)となっていますが、重賞競走と準重賞競走に限り45%以内(例:12頭編成の競走なら12×0.45=5.4→5頭まで)に緩和されました。((11))

「8.負担重量」の変更点

  • 2歳牝馬準重賞競走「奴草特別」の新設に伴い、定量重量の設定に「定量重量5(2歳牝馬準重賞)」が加わりました。設定は2歳牝馬56kgで、通常の2歳競走より1kg増となっています。((1)オ)
  • 「別定重量1(準重賞競走・A級競走)」について、最上位競走勝利による加算重量の設定を一旦解除するタイミングに変更があり、従来は9月末(夏の長期休催がない時代の編成替えタイミング)となっていたのが、9月上旬の現在の編成替えタイミングでの解除(今年度は9月5日)に変更され、編成替え時点での加算解除に変更されました。((1)カ)
  • 「別定重量3(グレード別定)」は、基本の負担重量が56kgから57kgに変更され、1kg増となります。グレード競走勝利による加算重量には変更がないため、GⅠ(JpnⅠ)勝利馬の2kg加算を加えると、最高重量は59kgとなります。((1)ク)

令和8年度 高知競馬重賞競走等一覧

重賞競走

開催日程発表時に既にあわせて発表されており、昨年度から2競走減となる20競走となりました。減は地区内持ち回り重賞の「西日本3歳優駿」と「ネクストスター西日本」の2競走で元々2025年度限りのものであったため、固有の競走に変更はありません。

準重賞競走

準重賞競走は昨年度より2競走増の31競走となり、C級以下1600m準重賞として「菖蒲洞特別」、また初の2歳牝馬限定準重賞となる「奴草特別」が1300m戦で設定されます。

JRA認定競走の2歳準重賞は引き続き3競走が設定されています。

令和8年度 高知競馬重賞競走等選出基準

  • 新設の「菖蒲洞特別」は既存のC級以下準重賞と同じく特段の選出基準は設定されていません。また、「奴草特別」も出走資格は2歳牝馬であることのみで選出基準も特に設定されていません。

令和8年度 高知競馬馬検査実施要項

  • 馬体検査、発走検査及び能力検査の対象となる馬の定義において、「出走申込日前180日」という期間設定が行われているもので、出走申込日が9月から12月までの間にある場合は昨年度同様に「出走申込日前210日」に30日間延長されます。これは約1か月の夏季休催期間を挟んだために検査対象になることを避ける等の措置と思われます。(3.(1)(イ)、4.(1)(ア)、4.(1)(イ))
  • 2歳馬の能力検査の距離・制限タイムの設定が変更され、昨年度は1300mに一本化されていましたが、今年度は再び800mと1300mの2種類が設定がされています。制限タイムは1300mが昨年度と同じ1分36秒、800mは2024年度までと同じ57秒となっています。(4.(3))

令和8年度 高知競馬賞金諸手当等支給要領

「1.馬主に対するもの」の変更点

(1)賞金

  • 2着以下の賞金配分率が見直され、黒船賞以外の全ての競走が「190方式」から「200方式」に改められ、3着賞金が1着賞金の25%から30%に、3着賞金が15%から20%に変更されました。なお、「黒船賞」のみ2025年3月に改定された「180方式」が継続されています。
1着2着3着4着5着
200方式100%40%30%20%10%
180方式100%35%20%15%10%
  • 重賞競走、準重賞競走の1着賞金に変更はありません。
  • 新設の準重賞競走「菖蒲洞特別」の1着賞金は他のC級以下準重賞と同じ300万円です。区分自体が初設定となる2歳牝馬準重賞「奴草特別」は古馬牝馬準重賞と同じ1着賞金400万円の設定です。
  • 前年度は賞金設定がほかの同格競走と異なっていたC級以下準重賞「八畳岩特別」について、今年度は他のC級以下準重賞と同じ賞金設定となっています。
  • 特別・普通競走について、1着賞金が増額されています(C3級、3歳、2歳の特別競走等一部を除く)。
旧→新特別(選抜)特別(賞金順)普通競走
A級240→280200→220160→180
B級200→240160→180120→140
C1級160→200120→14090→100
C2級130→16090→10070→80
C3級110→12080→8060→60
3歳110→12080→8060→60
2歳新馬240→240
120→120
90→100
(単位:万円) ※混合戦は上位級の賞金体系

(2)出走手当

  • 基本の支給額に変更はありませんが、7月末時点の在籍馬が第10サイクル(9/5~9/13)と第11サイクル(9/20~9/27)に出走した場合は前年度に続き基本支給額に6万円の加算が行われます。夏季休催期間を踏まえての措置と思われます。(イ)

「2.調教師/3.騎手/4.きゅう務員 に対するもの」の変更点

  • 上記3職種共通で「最終競走手当」が新設され、最終競走について、調教師は管理馬が出走、騎手は騎乗したときにそれぞれ5,000円が支給、また厩務員は担当馬が出走したときに2,500円、引き馬をしたときは2,500円が支給されます。(2.(3)、3.(3)、4.(3))

附則

「高知競馬賞金諸手当支給要項」には、引き続き「高知競馬は赤字を出すことができないため、必要に応じ変更する場合がある。」と規定されています。

高知競馬の在り方を示す象徴的な文言であり、この条項が発動するような状況が起こらないことを願うばかりです。

おわりに

2026年度の高知競馬の形態がこれで固まりました。また1年間それぞれの見方で楽しんでいきましょう。

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