平成26年6月23日付けで「高知競馬番組編成要領」の一部が改正されました(公式サイト発表はこちら)。修正点は出走手当ての増額(1出走につき33,000円→34,000円)と「編成方法の明確化」という表現で、編成要領6(6)(ウ)「級を指定する特別競走」(いわゆる「選抜戦」、「×-1選抜馬」のレース)の編成ルールが修正されています。
選抜対象が「各級番組賞金上位33頭及び出走希望馬」であることは変わりありませんが、従来は「前走成績上位馬及び前走人気上位馬を選出する」とだけ規定されていたのが、
「前走成績が1着の馬、続いて出走希望馬、前走成績上位馬及び前走人気上位馬を選出する。なお、前走が二走目の場合は前々走の成績も対象とする。」
と改められました。要は前走1着なら無条件で選抜入り、それ以外は出走希望馬と前走成績上位&人気上位で選んでいくという意味合いかなと思われます。まあ、これは前からそうだったようには思うのですが「明確化」ということで明文化した感じでしょうか。ただ、「前走が二走目の場合は~」というのをどう運用していくのか。おそらく「1走目着外→2走目1着→次回編成」みたいなパターンを想定しているのでしょうが、そういうケースは単に1着だから即選出ではなく、前々走の成績も見て、同じ前走1着でも優先順位を下げるよってことかなと思われます。また、但し書きとして「長期休養馬(3ヶ月以上休み)」は選抜の対象外と明記されています。
この特別競走の選抜の仕方は、機械的にやってるように見え、また、「モーニング展望」での解説を聞いていると、選抜戦で着外になるとその時点で選抜落ち、入着して昇級しなければ引き続き選抜継続というルールもあるように見えてくるんですが、実際組み合わせを検証すると「ん?」というケースが出てきてよくわからなくなってきます。まあ解明したから馬券検討にプラスになるとかはまあないと思いますが…w。